ラテックスチューブの続きになります。
こういうことを書いておきたいと思うのは、
私が、いろいろなパーツを試すさいに、
レービューで一番頼りにしていたのが、
こういった個人的なブログで、
レビューを書いている人のコメントだったりするからなんですよね。
以前に書いた、
ミシュランのPower Competitionの話にしても、
プロのライターとかがレビューを書いていて
いくら評判が良くても、
プロのライターって、私よりずっと速い人が書いている訳じゃないですか。
で、使ってみて、ミシュランPower Competitionのすごい安定性みたいのは
よくわかったけど、
この安定性が必要なのは、よっぽど速い人だけだよなぁって、
だいたい巡航速度が時速35kmの私には、オーバースペックだわ。
Veloflexの方が、鋭くて楽しかった(同じような速さで走れるし
とか、そういう結論って、素人同士しかわかんない訳じゃないですか。
まあ、それだけじゃなく、
たまたま持っているパーツが同じで、
交換するパーツとの、実測の重さの比較が出ているだけでも、
すごく参考になりますしね。
そんな訳で、ラテックスチューブを試したい人がいつか見れるように、
レビューの続きを書いておこうと思います。
ラテックスチューブは、ブチルチューブに比べて、
走り心地が滑らかで、転がり抵抗も2wは削減できて、
グリップも増し、軽量で、パンクもしにくいというメリットがある訳ですが、
乗る度に毎回空気を入れ直さなくてはいけない、
という面倒くささがあるのは前回書いた通りです。
ただ、これも空気圧に対する意識が高くなるという点で
私自身はメリットだと考えてはいます。
そしてもう一点、
良いとされていることがあって、
それが、パンク修理が簡単。
っつう話なんですが、
今回のパンクで、初めて、ラテックスチューブの修理をしてみたので、
そのレビューを書こうと思います。
何が簡単って、ラテックスという素材同士は非常にくっつきやすいので、
ブチルチューブのように、パンク修理キットについてくる、
専用のゴムパッチみたいなものが必要ないというところなんですよ。
古い、使わなくなったラテックスチューブを切って、
上から接着剤でつければ、ぺろっとくっついてしまうという。
以前も書きましたように、
タイヤを取り外す時にぶっ壊してしまったラテックスチューブをとっておいたので、
それで、今回初めて、これをやってみました。
まずはこんな風に古いチューブを切り取ります。
しかし、ここで早速問題発生。
ラテックスチューブがあまりにもパンクしないもんで、
もう1年以上パンク修理をしていなかったため、
ゴム用の接着剤が全部乾燥してしまっていて、
使えなかった!
急遽、近くの自転車屋さんに接着剤を買いに行きました。
で、買ってきたのがこれ。
このRema TIPTOP っていうメーカー日本にも売ってますよね?
絶対見たことある気がします。
これ、パンク修理キットじゃん!
ってツッコミよろしくです。
接着剤だけで売ってなかった。
意味ねえ!!
まあ、いいや。
ゴムパッチもちょうどなくなっていたので、
いつか、フィクシーに使っているブチルがパンクした時には使えます。
で、これ新製品らしくて、
0:00 High Speed Repair っていうんですよ。
要するに、接着剤をつけてから5分待ったりしないでいい、ってことみたいです。
おお!
で、さらにすごく良かったのはこれ。
ちょっとピンボケになってしまったし、
見にくいと思うんですが、中に入っているヤスリがバージョンアップしていて、
裏地がゴムになっているんですよ。
スッゲー使い易い!
どうもこのゴムの部分で、
パッチををつけた後、
こすって、伸ばして、抑えつけろってことみたいなんですが、
私には、ヤスリがすぐに破れてしまわないことこそが最高だ。
持ち易いし、作業がし易いので、
しっかりと表面のゴムを削ることができました。
そしてこんな感じです。
うん。確かに。
ゴムパッチが必要じゃなくて経済的ってだけじゃなく、
(パンクしたチューブ一本とってあれば、多分150回分はパンク修理できます。笑)
くっつき易いから作業が楽だし、
大きさも自由に切り取れるし、
薄いラテックスだから、軽いはずだし、
ラテックスは滑らかな素材だから、分厚いゴムパッチ見たく、
空気を入れた時にそこだけ引っ張られる率もずっと少ない筈。
いいことずくめだ。
こんな感じで完成です。
Vittoria のラテックス最高っす。