2022年5月以来更新していなかった私の自転車ブログですが、

ふと、一念発起してまた舞い戻ってまいりました。

 

実に2022年のシーズン、私の住むフランスでは10月いっぱいまでが

自転車でツーリング可能な季節ですが、

それ以降、ほぼ自転車に乗っていなかったんですよね。

 

 

ベジタリアンでサイクリスト。

人生の最後まで健康で、絶好調でいれることを目指す

と銘打ったこのブログだったのですが、

実は予想もしなかった健康上の理由で自転車に乗れなくなってしまっていたのです。

 

ちょうど2022年の秋頃から非常に目の調子が悪くなり、

自転車の走行が危ないと感じるようになっていたのですが、

2023年頭には、全てが霞んで見えるようになってしまい、

重度の緑内障と診断されたのでした。

 

緑内障というのは視神経が死んでしまう病気ですが、

「重度」というのは、もうすでにかなりの視神経が死んでしまっているという意味のようで、

そのおかげで視界が欠けている部分があまりに多く、

正直街中でも普通に自転車に乗るのは、怖すぎてできないほどなのです。

(怖くても街乗りは少しはしてますが。笑)

 

 

去年一年はそういう訳で、

生活習慣を含む、生活方法そのものを変えざるを得なかったし、

あらゆる面でいろいろな方法を試してなんとか生き抜く方法を模索する年でしたが、

その慣れない状況での自転車はあまりにも怖いし、

第一、スピードを出さないで走るロードバイクの走行になんの魅力も感じることができなかったので、

とりあえず諦めていた、

どうするかを考えるのは後回しにしていた訳です。

 

 

 

緑内障の目にいいこと、悪いこと、

いい食べ物、悪い食べ物などいろいろあるのですが、

とくかく血の巡りをよくすることが推奨されておりまして、

そのために、有酸素運動は非常にいいとされています。

 

しかし、今まであれだけ自転車に乗って有酸素運動をしていたのに、

重度の緑内障になってしまっているという事実から、

それを重視する気持ちになれなかったというのもあったのです。

 

 

しかし、不思議なものです、

ロードバイク乗り特有の病気(精神病?)とでもいいましょうか。

突然インターネットで自分の以前から欲しいと思っていたパーツが目に入ったところで、

最初は「買っても意味ないか」とは思ったのですが、

思い切って買ってみて、

 

久しぶりにそのパーツをつけてかわいくなった我が愛車で

3本ローラーを3日間やってみますと、

あ、やっぱしこれ目にいいかも。

という実感があり、

ゆっくりしか走れないにしても、

あたたかくなったらしっかり自転車に乗った方が

全てにおいて絶対にいいな。という結論に達したのでした。

 

自分には自転車以外に好きな有酸素運動がないものですから。

 

 

とは言え、ほんのちょっと前までは

1秒でも速く走ることだけを目標に走っていた自分ですから、

完全にスタイルを変更しなくてはなりません。

 

 

いかに快適にスタイリッシュに走るか。

 

 

一言で言えばそんなところを目指すのかな。

だから速く走るために空気抵抗を考える必要もなくなるわけで、

太いタイヤに履き替えて、

空気抵抗になるけど便利でスタイリッシュなサドルバッグなんかもつけて、

なんならボトルケージの脇にポンプなんかも装着してとか。

そんなことも出来ちゃう(普通みんなやってることですが。笑)

そういうロードスタイルですね。

 

一番嫌だなと思うのは

ストラバのライドの記録なんですよね。

今まで常に平均時速で30km/h辺りで走ってきた。

それが自分の自転車乗りとしての誇りを担保していたところだったのに、

一気にそれが全て失われてしまうんですから。

はっきり言って今の目の状態では街を出るまではほぼ完全に徐行で走らなくてはなりませんし、

誰もいない街道に出て初めてロードバイクらしい速度での走行ができるような状況なんですから。。

 

 

そんな訳で、心機一転。

今までとは180度違うコンセプトで自転車に乗ると

自分はいったいどうなるのか。

というが実は結構楽しみだったりしています。

 

自転車をやるのに独り言を書くのって結構楽しいんですよね。

いままでは、なんだかんだ言って人目を気にしながら書いたりという部分があったのですが、

どうせ誰にも興味のないような内容の話なので、

今後はもう少しストレートに思ったことを(独り言を)書いてみても面白いのかと思っています。

 

それでは!