- 高校時代、バンドを始めた頃に初めて買ったエフェクターがBig Muffでした。
←拾い物の写真
当時はハードロック・バンドだったので歪んだ音を出したくて購入しましたが、途中からブルーズ・バンドに変身したのでいつの間にか使わなくなってしまいました。
売った記憶はないのですが現在は行方不明、もし今も持っていれば初期モデルなのでヴィンテージ・エフェクター市場でけっこうな値段になっているかも。
最近はMXRのPhase90、Dyna Comp、Bossのオーヴァー・ドライヴ(SD-1）、チューナー（TU-3）、これも高校時代に買ったCry Babyが定番です。
さて、真夏のライヴ・アルバム特集第７弾はアレサ・フランクリンが１９７１年にリリースした名盤「Aretha Live At Fillmore West」です。
Produced By Jerry Wexler And Arif Mardin
Aretha Franklin(vo,piano)
Ray Charles(vo,piano on M-8)
Cornell Dupree(guitar)
Truman Thomas(keyboards)
Billy Preston(organ)
Jerry Jemmott(bass)
Bernard Purdie(drums)
Pancho Morales(congas)
King Curtis(sax)
Wayne Jackson(tp)
Andrew Love,James Mitchell(sax)
Jack Hale(trombone)
The Sweethearts Of Soul(backing vocals）
ビル・グラハムがLAに創設したロックの殿堂、フィルモア・ウェストでのライヴ音源ということもあってかスティーヴン・スティルス（M-2）、サイモン＆ガーファンクル（M-3)、ビートルズ（M-4)、ブレッド（M-5）など白人の聴衆を意識したと思われる選曲も含まれていますが、そのどれもがアレサによって極上のソウル・チューンに料理されています。
バック・ミュージシャンはキング・カーティス、コーネル・デュプリー、ジェリー・ジェモット、バーナード・パーディーなどキングピンズを中心にビリー・プレストン、メンフィス・ホーンなどの布陣が最強のサウンドを生み出しています。
M-2はスティーヴン・スティルスのカヴァーでLove The One You're With。
オリジナルよりテンポをミディアムに落としたアレンジですが、アレサのパワフルなヴォーカルと中盤以降にうねりまくるジェリー・ジェモットのベース、前のめりに跳ねまくるバーナード・パーディーのドラム、コーネル・デュプリーの切れ味鋭いコード・カッティングが生み出すグルーヴは超強力。
１９７７年に初めてstuffが晴海のローリング・ココナッツ・レヴューで来日した際もこの曲をこのアレンジで演奏していました。
続いてM-3はサイモン＆ガーファンクルのあまりにも有名なナンバーのカヴァーでBridge Over Troubled Water。
トゥールマン・トーマスのフェンダー・ローズとビリー・プレストンのオルガン、そこにかぶさるコーネル・デュプリーのヴォリューム奏法のギターとゴスペル・ライクなバック・コーラス、タイトなリズ陣によって最高のソウル・バラードに生まれ変わってます。
そして何よりもアレサのヴォーカルの素晴らしさについては何も言う事が無いですね。
最後におまけでかれこれ３年ぐらい前にも貼り付けたキング・カーティス＆キング・ピンズの映像で、以前一度削除されてしまっていたのですが、更に画像が良くなってまたアップされていました。
このライヴと全く同じメンバーによるもので前半のメンバー紹介からフィルインしていくあたりの展開は何回見ても鳥肌もの、こんな連中をバックに従えてのライヴなんだからそりゃ凄いわけです。
Memphis Soul Stew - King Curtis & The Kingpins
1. Respect
2. Love The One You're With
3. Bridge Over Troubled Water
4. Eleanor Rigby
5. Make It With You
6. Don't Play That Song
7. Dr. Feelgood
8. Spirit In The Dark
9. Spirit In The Dark (Reprise With Ray Charles)
10. Reach Out And Touch (Somebody's Hand)
Love The One You're With、Bridge Over Troubled Waterの試聴はこちら