寒い寒い。
3月末とは思えない、真冬のような日曜日の関東地方のお天気です。

コーネル・デュプリーは大好きなギタリストの1人ですが彼の独特のプレイはちょっと真似できません。


コーネル・デュプリーは20才でキング・カーティスのバンド「ザ・キングピンズ」のメンバーとなりましたが彼が

射殺されてしまったため、その後アリサ・フランクリンのバンドやアトランティックのセッション・ギタリストとして

膨大な数のレコーディングに参加しています。


1976年にstuffを結成して一躍脚光を浴びた後、スティーヴ・ギャッドとのギャッド・ギャングを経てその間にも

数枚のソロ・アルバムをリリースしています。


stuffに在籍していた事からフュージョン系のギタリストというイメージが強いかもしれませんが、基本的に彼は

ブルーズ、R&Bギタリストだと思います。


そもそもstuff自体がR&Bバンドなのだから・・・。


今日はコーネル・デュプリーが1991年にリリースした5thソロ・アルバム「Can't Get Through」を紹介します。
Blues Power


Produced by Erma Dupree, Cornell Dupree and Harry Friedman II


Cornell Dupree(g)
Frank Canino(b)
Mitch Margold(key)
Eric Parker(dr)
Windell Cape(vocal on M-6)
Horn Section:Scott Kreizer, Randy Andos,Barry Danileian


1. Can't Get Through
2. Southern Comfort
3. Double Clutch
4. Sweet Thing
5. Slippin' In
6. Let the Sun Shine on Me Again
7. Duck Soup
8. Could It Be
9. "7"


ギャッド・ギャングの活動の後しばしのブランクを経てリリースしたのがこのアルバムです。


バック・ミュージシャンはほとんど無名のアーティストばかりですが、コーネル・デュプリーは伸び伸びとブルージーでソウルフルなギターを聴かせてくれています。


M-4の Sweet Thingはスゥイートでメロウなコーネル・デュプリーのギターが印象的なミディアム・スローの

バラードナンバー。


色っぽくってエロいギター・ソロがたまらんです。


M-7のDuck Soupはミディアム・テンポのファンキーなナンバー。


微妙にリズムをずらしながら小節の最後に帳尻を合わせる間の取り方、へんてこりんな和音の交え方など、彼ならではのプレイが全開です。


Can’t Get Through/Cornell Dupree

Sweet Thing、Duck Soupの試聴はこちらヘッドフォン