- 昨日は台風の影響で強風に弱い京葉線が朝からストップ、並行して走っている東西線も止まってしまったので
- 全く打つ手が無く8時からずっと新浦安駅で5時間半足止め状態でした。
駅ビルが開店してからは本屋で立ち読みしたり時間をつぶしていたけど13時半の時点で駅員に聞いても風が
収まるまで無理だと言うのでついにあきらめて家に帰りました。(結局運転再開は14:30)
皆さんの所でも大きな被害が無かったら良いのですが。
さて、中学生や高校生の頃にその存在が気になっていたけどたまたま聴く機会が無くってずっと後になって初めてその音を聴く事になったアルバムって時々ありますよね。
最近へヴィ・ローテーション状態のメリー・クレイトンの1st「Gimme Shelter」(1970年)、2nd「Merry Clayton」
(1971年)もそんなアルバム。
中学生の頃にローリング・ストーンズのGimme Shelterで初めて存在を知り、ラジオで流れて来たメリー・クレイトン・ヴァージョンのGimme Shelterも聴いたしアルバムのジャケットも見覚えがあるんだけど何故かLPを聴く機会が無いまま40年弱の歳月を経てようやく出合う事が出来た。
ただ今から思うと中学生時代にもしこのアルバムをリアルタイムで聴いていても多分この良さはわからなかったと思うしバック・ミュージシャンの名前もちんぷんかんぷんだっただろう。
今日はそんな2枚のアルバムから今年の4月に世界初CD化されたOdeレーベルからの1stソロ「Gimme Shelter」を紹介します。
Produced By Lou Adler&Curtis Amy
David T.Wakler(g)
Louie Shelton(g)
David Cohen(g)
Lou Morrell(g)
Joe Sample(key)
Billy Preston(key)
Bob West(b)
Paul Humphrey(dr)
Victor Feldman(per)
and more...
ジェイムズ・テイラーのCountry Roadに始まりドアーズのTell All The People、サイモン&ガーファンクルのBridge Over Troubled Water、ストーンズのGimme Shelterなど白人のロック・ナンバーをソウルフルにパワフルに料理している。
まずはM-1のジェイムズ・テイラーのカヴァーでCountry Road。
分厚いホーンとコーラス隊、ビリー・プレストンのハモンド、ボブ・ウェストとのうねるベースとポール・ハンフリーのタイトでファンキーなドラムスをバックに歌うメリー・クレイトンのパワフルなヴォーカルにぐいぐい引き込まれる。
続いてM-5のタイトル曲Gimme Shelter。
この曲だけはストーンズのオリジナルを意識してかロック色の強いアレンジになっているが、ストーンズ・ヴァージョンでの高音部のシャウトとはまた違うソウルフルなヴォーカルは圧倒的。
Gimme Shelter - Merry Clayton
最後にもしお時間があればデヴィッド・Tの小指ピロピロ・ギターが堪能出来るM-6のHere Come Those Heartaches Again。
しっとりとしたバラードでのメリー・クレイトンのヴォーカルも聴き応え十分。
1stアルバムという事もあってかメリー・クレイトンのヴォーカルはやや力みも感じられるが当時のミュージック・
シーンの熱い息遣いのようなものがストレートに伝わって来る名盤だと思う。
(2ndアルバムでは肩の力が抜けた彼女のヴォーカルがまた違った良い味を出してます)
1.Country Road
2.Tell All The People
3.Bridge Over The Trouble
4.I've Got Live
5.Gimme Shelter
6.Here Come Those Heartaches Again
7.Forget It I Got It
8.You've Been Acting Strange
9.I Ain't Gonna Worry My Life Away
11.Glad Tidings
So Many Thanks Mrs.Masako
Country Roadの試聴はこちら