運動も得意で、体育委員を3年務めた。
『貴女って何でも出来るんだね』
友達はそう言ってくれた。
けれど私は、全然嬉しくなかった。
そう言われる度に、友達との距離が開いてしまう気がした。
だって私は知っていたから。
何でも出来る完璧な人間より、失敗して人に迷惑をかけてしまう人間の方が愛される。
頑張れば頑張る程、遠くなる。
でも分からない。
この方法しか知らないの。
愛される為には、
頑張らなくちゃいけない。
人に迷惑をかけてはいけない。
ずっとそう思って生きてきたの。
そこへ不完全な彼が現れて。
不完全な彼は、沢山の友達がいて、上司からも可愛がられて。
私の中にあって、私に無いもの。
彼が見せてくれた。
だから頑張るの止めた。
ずっと、止めたかったの。
本当はきつかったの。
これからは、ありのままの私で生きるね。
気づかせてくれて、ありがとう。