離婚分割は
夫と、別れる妻が、
それぞれのねんきん上での、
これまでの「蓄積分」を足して、
2で割って「シェアしましょうね」ということでした。
さて、これは得なのでしょうか?
得も何も、もう「別れる」と決めたのだから
「選択の余地などない」と言われるかも
しれませんね。
もちろん、もらわないよりはもらった方が得でしょう。
しかし、
「婚姻期間のみ」
これに対して
もし夫が死亡した場合は、
婚姻期間に関係なく、
夫の老齢厚生年金の
「全加入期間」の4 分の3 相当額を
遺族厚生年金として受給できます。
プラス、自分の国民年金が始まる65歳までの間
「中高齢の寡婦加算」という年金
(~594,200円ですよ)が
合わせて受給できる可能性があります。
「婚姻期間のみ」VS「全加入期間」
「シェアして2分の1」VS「4分の3」
「中高齢寡婦加算の有無」
このように両者を比較すると、
当然、後者の方が高額になってしまうのです。
「生き別れ」よりも「死に別れ」の方が
得であるといわれるのは、このためです。
「死ぬのを待てということかい」
「いえそこまでは・・・」