よく中小企業は、戦略のターゲットをニッチな(すきまな)市場にせよ

と言われますね。

大企業ではないのだから、「あれもこれも」、「総合的に何でも」ではまったく歯がたたないので、「自社の強み」を生かして、「大胆な絞り込み」を行わないとはじめから勝負にならないといわれていることです。

「絞り込み」は、商品、ターゲットの業種、市場、地域、顧客何でも(あるいはそれらすべても)ありえます。

そうすることでの「1点突破+(突破後の)水平展開」が基本となるのです。

しかし、その一方で、あまりに「ニッチ市場」に特化してしまうと、代替品の出現などがあり、サービスや製品の基本概念ががらりと変化してしまうため

商売としては「全滅の危機」となり、極めて「リスキーな状況」になることも確かなのです。

たとえば、

中小企業白書(2005)でみると、ここ半世紀の中で、

「音源」では

レコード→カセット→テープ→CD→MD→ネット配信と普及品が変化していきました。

「結婚式場」では

自宅→神社・寺院・教会→ホテル→レストラン

「将棋」でも

縁台将棋→将棋道場→将棋ソフト→インターネット将棋道場と変化がありましたわ。

こんな過渡期に、「普及する1コ手前の産業」にどっぷりつかっていたり、そこでモノを製造している業者は、その「消えつつある業界」につられて共倒れが必至になります。

かといって、それを避けようとするあまりに、リスク分散をしすぎて、あれもこれもと手を出すと、(初めに述べたように)「はじめっから(大企業に)勝負にならない」のが何とも厳しい現実ですわ。


<今日のおまけ>

最近の「前向き」になれる歌を2題





プラス受信で「道は開ける」
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「夢の場所へ」は「最近の」歌ではないニャーしゃきんっ

西山経営労務事務所