キリストを追い求め、彼とわたしたちが相互に満足する過程の中にある私たちへの指標となりますように・・・。
わたしは夜、床の上で、
わが魂の愛する者をたずねた。
わたしは彼をたずねたが、見つからなかった。
わたしは彼を呼んだが、答えがなかった。
「わたしは今起きて、町をまわり歩き、
街路や広場で、わが魂の愛する者をたずねよう」と、
彼をたずねたが、見つからなかった。
町をまわり歩く夜回りたちに出会ったので、
「あなたがたは、
わが魂の愛する者を見ましたか」と尋ねた。
わたしが彼らと別れていくとすぐ、
わが魂の愛する者に出会った。
わたしは彼を引き留めて行かせず、
ついにわが母の家につれて行き、
わたしを産んだ者のへやにはいった。
エルサレムの娘たちよ、
わたしはかもしかと野の雌じかをさして、
あなたがたに誓い、お願いする。
愛のおのずから起こるときまでは、
ことさらに呼び起こすことも、
さますこともしないように。
没薬、乳香など、商人のもろもろの香料をもって、
かおりを放ち、
煙の柱のように、荒野から上って来るものは何か。
見よ、あれはソロモンの乗り物で、
六十人の勇士がそのまわりにいる。
イスラエルの勇士で、
皆、つるぎをとり、戦いをよくし、
おのおの腰に剣を帯びて、夜の危険に備えている。
ソロモン王はレバノンの木をもって、
自分のために輿(こし)をつくった。
その柱は銀、そのうしろは金、
その座は紫の布でつくった。
その内部にはエルサレムの娘たちが、
愛情をこめてつくった物を貼りつけた。
シオンの娘たちよ、出てきてソロモン王を見よ。
彼は婚姻の日、心の喜びの日に、
その母の彼にかぶらせた冠(かんむり)をいただいている。