今から5〜6年前、戸来さんに出会った時のYouTubeで、とても心に残った言葉があります。

「老いるのは仕方がない。けれど、錆びてはほしくない。」

私からしてみれば、まだまだ若造のかわいい戸来さんではありましたが、その一言は、
歳を重ねていくことへの何とも言えない不安を感じ始めていた私にとって、とても深く心に刺さり感動したことは今でも鮮明に覚えています。

それから年月は経ち、現在の戸来さんはくせ毛を生かす(活かす)とても素敵な美容師さんでありながら、さらに統合美容学という髪と肌、心を繋ぐVIEOTY製品の開発者といった肩書きだけでは収まることのできないくらいの素晴らしい才能を発揮されています。


その一つがVIEOTYの中のヴィンテージコレクションです。






サロンを飛び出して、今ではレザーをカッターナイフで削ぎ落としたり、金具をやすりで磨いたり、ガストーチで炙ったり、時にはこの暑い夏空の下、炎天下の屋外作業でのヴィンテージ製作は「職人技」と言っても言い過ぎではないと思っています。





私たちの身の回りにあるほとんど全てのものは手に入れた瞬間の喜びが最高潮であると思うのに対し、ヴィンテージに使われている最高峰のイタリアンレザーは全くその真逆で、使うほどにしっとりと成長し、共に育つ喜びを感じることのできるものです。

そしてさらに
ヴィンテージを使い続けることでの変化の素晴らしさは、私たちのこれまでの人生と重なってとても価値があると思うのです。




ヴィンテージで取り扱うレザーは牛さんや豚さんの本革です。そこに戸来さんはとても敬意を表しておられる記事があります。



一枚ものの皮として、「命をいただく」と表現されていますが、普通なら切り捨てられてしまうような皮の端材さえも戸来さんは引き取られており、焼印の調整に使うなど無駄にされていません。








そして、皮を使って製品を仕上げた時に、防水加工のように表面を覆って、皮本来の呼吸も妨げるのではなく、使っていく時間と共に馴染んでいく皮本来の良さ、戸来さんはこれを経年劣化ではなく、「経年変化」と表現されていますが
それを残したまま仕上げておられるところなどには戸来さんの動物愛護への深い想いも感じ取ることができます。




くせ毛さんのくせを熱や薬剤、被り物などで抑える、隠すのではなく本来の良さをそのまま活かす、生かす。

業界の売り上げのために刷り込まれてきた常識をくつがえす製品作り、そして何より素晴らしいのは、さらにその先までも考える。

自らの売上のためではなく、顧客にとって本当に必要なものだけに尽力する。
戸来さんの哲学の基本だと思っています。

自分を選んでくださった顧客の方々にどうしたら感謝を伝えることができるか。
それが美容師さんだけにとどまらない戸来さんの全ての原動力だと感じています。

アンチエイジングでもウェルビーイングでもなくさらにその先までも考えられた
ウェルエイジング。。
より良く老いる、上手に年齢を重ねる。。


VIEOTYの美学に心から共鳴しています。

※フルオーダーした製品はぜひ皆様にご覧いただきたいと思っています。完成しましたら記事にさせていただきますので今後の投稿を楽しみにお待ちいただければとても嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。