もとをとるの意味
weblio辞書によると、もとをとるとは「それまでに費やした金銭を回収すること」と書かれています。
食べ放題などで「もとをとるぞ!」と意気込んだり、ドリンクバーでも同様のことをしている方を見かけることがあります。
サブスクや定額サービスで使われる言葉ですね。
労働においての用法
学生時代のアルバイトは、社会への第一歩ともいえます。しかし、時給は1000円程度と低く地方では1000円に満たない場所も多いでしょう。金額のためにやっているのでは割に合いません。
アルバイトでの「もとをとる」は、人間関係やその業界のノウハウ等を身に着けることです。お金をもらいながら勉強をするといった感じです。飲食店では、効率的な調理方法やオペレーション、小売では効果的な陳列や店舗運営等を学べます。
アルバイト目線でいえば、1時間当たりの仕事量は少ないほうが良いので、怒られない程度のさぼり方なども学ぶいい機会でしょう。
小さいころから「さぼるな」といわれていますが、それは使用する側の言い分であり、怒られず、能率を下げないさぼり方は責任の少ないアルバイトのうちにいろいろとためしてみるのが良いかもしれません。
また、会社の備品や制度をうまく使うことでお得に働けるかもしれません。有給、制服貸与、割引制度、店長の経験談など。
特に、有給と上司である店長のノウハウはきちんと押さえておきましょう。
人のノウハウを知ることはある種、その人の人生を自分のために使えるということです。今まで、苦労して積み重ねたノウハウを数分で聞けるのはめったにない機会です。
活用法
ノウハウやシステムを日常や私生活で使用できるためには,自分を「会社」のように見立てるのが良いでしょう。
本業は何か、どういう流れで仕事をしているかを洗ってみると、あいまいな個所や改善するべき点が出てきます。
仕事といっても、家事やプライベートなことでもよいです。一連の作業を整理する方法やシステム化、人の動かし方などを学ぶいい機会になります。