世間を騒がせている新型コロナウイルス。マスクの品切れなど社会的に影響が出始めていますが、感染者の治療、薬の現状はどうなのでしょうか。3つの新聞記事から情報をまとめてみました。

 

NHK
観戦に対して喘息の治療に使われる吸い込むタイプの薬を投与した後に改善が見られたという報告がある
今後ほかの医療機関と共同で効果について調べる
この報告は集団感染が見られたクルーズ船の乗客に治療を行った病院が日本感染症学会のHPに掲載。
観戦し肺炎になった患者3人に対しtステロイドを吸収する喘息の治療薬「シクレソニド」を投与した。
患者:65歳以上で重篤ではないが酸素吸入をしていた。投与後は2日程度で改善した。

日経ハイオテク
新型コロナウイルス(以下ウイルス)を対象とした治療薬の開発が本格化。
米国立衛生研究所は2020年2月25日、ウイルスを対象に抗ウイルス薬の「レムデシビル」の治験を始めたと発表。
日本も治験に加わる方針である。現在、ウイルスに対して効果があると正式に認められた治療薬はないが、
治験の結果次第では治療薬として認められる見込みとなる。

日経ビジネス
2020年2月26日時点で効果が確認された治療薬はないが各国が治験などによって期待される治療薬が浮上。
2月23日、厚労省は一部の医療機関で治療薬の「アビガン」「レムデシビル」「カレトラ」を使用した研究を始めたことを明らかにした。
共通するのは新型コロナウイルスに対して開発された治療薬ではな点である。

アビガン:富士フィルム富士化学が製造している薬で国内では備蓄のみ承認されている。対象はインフルエンザで中国で一定の効果が
確認されている。患者への投与は国内では2つの期間でのみである。価格は未定。

レムデシビル:米ギリアド・サイエンシズが製造元の薬で国内では未承認。対象はエボラ出血熱で
WHOの視察により中国で効果があるとみられると発言した。米国立衛生研究所が治験に着手している。価格は未定。

カレトラ:米アッヴィが製造している薬で国内では承認されている。HIV感染症が対象で国立国際医療研究センターが肖像に改善傾向が見られたと公表した。
複数の機関で投与されており価格は322.4円/錠。

以上の記事をまとめると、
新薬の開発ではなく既存の薬が使えないか模索している最中であり、効果のあるとみられる薬が発見されつつあるということ。