いよいよ2007年も大晦日。

この年末休みに河口湖へ行って富士山を観ながら、一年回顧&反省と、新年設計。

残念ながら、天気が今ひとつで、部屋から絶景のはずの富士山からは雲が取れずじまいだったが、それでもテラスの風呂で、酒飲みながらの思索の時間は、なかなかの幸福の時間だった。

・・・結局、何度も入って、最後に入ったのは、朝3時。結局、大風呂と合わせて1泊で6回風呂に浸かった。


今年一年、「経営」の方では、100点とは到底言えないが、合格点くらいの質量ともに充実だったのではないか。

特に人-お客様と社員に恵まれ充実した年だった。

惜しむべくは、自社商品が本当の意味でまだまだであることと、これは計画済みとは言え、投資もあって利益体質になっていない、その結果、皆が楽しみにしていた社員旅行はできず、また冬の賞与も十分に出せなかった。

新年はまさに最初の「勝負」の年になる。春に本格的なCellハードが発売され、産業界での実運用が始まる。その中で当社が単なる「システム開発受託」会社で終わるのか、ハードの選定から納入、ミドルウェアからサポートまでの一貫した「トータルソリューションカンパニー」としての位置を確保できるのか、そのチャレンジの年だ。


「投資」の方では、今年は見るべきものが乏しい。結局、新規に自分が担当する案件は出来なかった。何社か「これは!」という会社もあったが、パートナー全員の同意を得るまでには至らなかった。

こちらについては、新年も大きな期待は抱けない。

30日の日経の投資教室に出ていたが、市場で分散投資をすると表面利回りが6%くらいだそうだ。10年で平均して1.9倍になると言う。そうするとハイリスクハイリターンのVCファンドは、せめて2倍にはしないといけない。案件ごとで言えばイチロー並の打率とすると平均で6倍が求められる。

とここからは単純な試算で、投資会社が5年で2億円の利益で、昨今の証券市場平均PERが15~16だから、まあ20倍とすると、IPO時価総額で40億円。そのうちダイリューション後のシェアで5%として、2億円。投資時シェアはその倍の10%とすると、投資時のバリューは3~4億円、投資金額は3.5千万円が上限となる。これだと「賢いアントレプレナー」ならNOだ。やはりここからは「More than Money」のバリューをいかに発揮するか、ダイリューションを止めるか、IPO時の利益を積みますか、PERを上げるかの勝負か。いづれも市況も環境も逆風であり、困難が予想される。


anyway!明日から始まる新年に多きな希望と期待を!




河口湖から富士山

手前は河口湖。右にうっすらと見えるのが冠雪した富士山

翌日、スバルラインで4合目まで登ったら、雲海の上でこれもまた絶景だった。

外国人観光客が観光バスで大勢着て、雪を掴んではしゃいでいた。