仕事が終わってから、美味しいと評判の干し芋を買いに少し遠くまで行って、サツマイモが好きな叔母の施設に持って行った。

平干しではなく柔らかい丸干しなので、歯の弱った叔母でも噛めるし喜んで貰えると思ったのだが

 

叔「私、サツマイモは嫌いなのよ」

 

--えーっ叫び この間好きだって言ってたじゃん!

--今日は遠回りしたから50kmも走ってここまで来たのよ(私の勝手だけど)

 

前に叔母と話した時に確かにサツマイモが好きだと言っていたのだがあれは聞き間違い?いや、そんなはずはない。

 

私「前からサツマイモ嫌いだっけ?」

叔「そうなの、サツマイモを見ると戦時中を思い出すのよ」

 

叔母によると食べ物が不足していた戦争中、カサ増しのためにサツマイモをご飯に混ぜたものが大嫌いだった。その後、益々食糧難になると前の年に作った硬くなった平干しの乾燥芋を食べたり、サツマイモの茎も料理して食べたり、サツマイモを見るとその頃を思い出すので嫌だと。

新しい方から記憶がどんどん消えていくから「最近といえば戦争中」まで行っちゃったのか😓

 

うーん、でもその頃の乾燥芋と違って今のは凄く美味しいから、少し食べてみて?

 

叔「あら、これは何? すっごくおいしい」

私「紅はるかっていう品種のサツマイモを蒸して丸ごと干してあるんだよ」

 

叔「あら、サツマイモなの!? 私、サツマイモ大好きなのよ!」

 

 

え.....ポーン