病気や障害を持つ子どもを、遊び(プレイ)を通じて支援する専門職、ホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS)が、医療や福祉の現場で活躍の場を広げつつある. 肢体不自由児や知的障害との重複障害を持つ子どもたちが入所する大阪発達総合療育センター(大阪市東住吉区)には、現在5人のHPSが在籍する. 手術や痛みの伴う治療は、遊びを交えて治療法を説明する「プレイ・プレパレーション」で理解を促す. 採血や手術前に絵本やDVD、ゲームで気を紛らわせる「ディストラクション」も重要な役割だ. 7月には、呼吸や食事などを自力でできない重症心身障害児への個別支援も始めた. 同センターのHPS・プレイコーディネーターの市川雅子さん(44)は「遊びが治療やリハビリを乗り越える子どもたちのパワーを引き出す. 他職種とより連携を強め、もっと子どもたちの遊びの幅を広げていきたい」と話す. (中里友紀). 福島県は6日、東京電力福島第一原発事故に伴い、約63億2500万円の損害賠償を東電に請求した. 今年3月末までの分で、今後追加請求する可能性がある. 県はこれまで、病院事業などの損失として約6億円を請求しているが、事故後に一般会計で行った施策の経費などの請求は今回が初めて. 具体的には、肉用牛の放射性物質検査や買い取りの費用など約25億円▽中小企業支援経費約11億円▽除染対策課などの新設に伴う人件費約9億円▽避難先の学校の建設費約4億円など. 県税の減収分約6億円も対象にした. 事故で県外移転したり廃業したりした企業から得られるはずだった法人県民税や事業税、利用客が減ったゴルフ場利用税など. 政府の審査会は、税の減収分は賠償対象にしていないが、県は「事故がなければ得られていた収入」として請求した. 日本では奈良時代にあたる8世紀に、宇宙で大きな環境変動があったことを、名古屋大の増田公明准教授(宇宙線物理学)らのチームが突き止めた. 地球に比較的近い場所での「超新星爆発」や、太陽表面で大爆発「スーパーフレア」が起きた可能性もあるという. 日本時間4日、英科学誌ネイチャー電子版に掲載された. 地球には宇宙から絶えず宇宙線(放射線)が降り注いでいて、その量は太陽の活動や宇宙の環境変化によって変わる. 研究チームは、過去に伐採された樹齢1900年の屋久杉の年輪に刻まれた宇宙線の影響を解析. 宇宙線の影響で生成される特殊な炭素(炭素14)の量を調べたところ、西暦774~775年の1年間だけ、平常時の20倍に急増していた. 短期間にこれほどの変化をもたらす宇宙の現象としては、星が一生を終える「超新星爆発」が地球の近くであったか、太陽で「スーパーフレア」があったか、いずれかの可能性が考えられるという.