初野晴
退出ゲーム(角川文庫)
”ハルチカ”シリーズの第一作
幼馴染のチカとハルがおりなす学園推理小説。
廃部寸前の吹奏楽部でフルート奏者の穂村千夏(チカ)と
ホルン奏者の上条春太(ハル)が学園内で起こる様々な
事件や謎を解決していく小説。
タイトルからしてホラーな感じがしますが短編連作のタイトルが表題になっているだけで、
ホラー要素は皆無なので安心して(?)頂きたい。
今作は4短編はいっており、時系列として高校一年生の一年間が4短編を通して描かれている。
感想としてはかなりおもしろい!!1話1話がつながっている感じがとてもいいと思いました。
また、1つ1つの短編がしっかり完結しており、大まかな流れの中にしっかりと組み込まれ、
事件・謎も理にかなっていて話に吸い込まれていく感じがたまりません!!
米澤穂信の『氷菓』からなる古典部シリーズを好きな人なら、
すんなり読める内容だと思います。
好きな話は
表題にもなっている「退出ゲーム」です。
読み進めてきて、各個人の性格と特徴が分かり始め、
それが舞台で爆発してそれそれのいい持ち味を出しているエピソードだと思いました。
メインの時間というか謎ですが、最後にやられます。展開がうまいです。たまりません。
話が難しくなく、それでいて謎解きの気分爽快が得られるので、
難しい話が嫌いな人でも読める作品だと思います。
今はシリーズ2作目の『恋愛ソムリエ』を読書中!
”ハルチカ”シリーズは文芸書であれば4作まで刊行しています。
文庫は『脱出ゲーム』と『恋愛ソムリエ』までなので早く続きを文庫化してほしい!!
退出ゲーム (角川文庫)/初野 晴

¥580
Amazon.co.jp