…ちょうど、あの日も今日のように晴れやかな一日だった
10年前、60になったその年の11月に自身の昇段審査をやらせて頂いた。
六十歳(還暦)にして六段60人組手…はじめは,何かの冗談かと思ったが、いつの間にやらそういうことになり、その日を迎えた次第。
自身としても「冥土の土産」^ - ^…当時まだ知り合って日の浅い西の方々との交流も兼ね、折角の舞台を用意して頂いたのを幸いに思い、出来る限りのことを体現してみたいと考えに至りました。
無論、こちらの年齢を鑑みてのことですから、組手はそれなりに対戦相手の方々も、接して頂きましたが、中にはガチでこられる方々も…前日、国際試合があり外国からの昇段受審者も、おられましたので…。
年齢を鑑みて10人毎に休憩を挟ませて頂きましたが、流石に五十人からは、疲れました^ - ^
ここから私一人の組手となり、59人目が東洋champion中国のチェ選手、60人目が、当時の世界champion纐纈先生
…お二人とも優しい人柄のせい^ - ^で私の両の腕ばかり連打してくれて…お陰でボロボロ^ - ^
なんとか、最後まで立ち終え完遂させて頂きました。
やっと終わったという安堵感だけでしたね。
そこからしばらく全身打撲のせいでふだんの生活が,ままならなかったのは、致し方なし^ - ^
どちらにせよ良い思い出です。
大会などにでられる年代でもありませんから、自身の技量とその時の体力を計る上で最良にして最高の舞台を踏ませて頂いたことに今でも、関係各位に感謝しかありません。
その日を境に益々、人の前に立つ以上の心構えと気概を新たにすることとなり、今に至ります。
ただの凡人が、やり続けここまでこられたことに感慨もありますが、まだまだだなと思うこともしばしば…
それでもどうにか、武道の本懐に少しは近づいたかなと思う自身の記念日でもあります^ - ^
