ヤフーニュースの記事で、海外で日本の家電製品は人気がないそうだ。日本の製品は価格が高く、ボタンが多く操作が複雑で扱いにくいという。一方、中国メーカーのシンプルで操作が簡単な製品が売れているそうだ。
CMで流れている家電製品は、聞いたことがない言葉と高機能をこれでもかと並べ立てる。よくある設定で、大きなリビングに4人家族、一家の団らんの中で大型で高機能の家電製品がまるで中心のように扱われている。
果たして、今日本の消費者がそのような製品を望んでいるのだろうか。高価格、高機能の商品を望んでいるのだろうか。今回の記事は海外での反応だが、国内でも必ずしも高機能の製品が欲しいということはないだろう。私も今回の記事に例としてあった電子レンジを持っているが、普段使う機能は温めくらいだ。あとたまにクッキーを焼くためのオーブン機能くらい。から揚げ、煮物、お酒の温め等色々なメニューがあっても使わない。
最近は電機メーカーも不祥事や合併等のニュースがあり、軒並み売り上げも悪化している。海外、国内問わず消費者目線に立ち戻り、日本のメーカーには海外メーカーと比べて品質管理は素晴らしいものがあるのだから、シンプルで使い勝手がよく必要以上に高価格でないよい製品を出してほしいものだ。

日本のものが海外で売れない原因は「自分≒他人」の呪縛である