高すぎるプライドや傲慢さをなくすことは、誰にとっても難しいことです。
影のない人がいないように、まったく傲慢でない人はこの世にいません。
影のように張りつく傲慢さをなくすためには、自らが光の中に入っていくこと。
言いかえれば、この世の真理に気づくことです。
自分は何のために生まれてきたのか。
人は死んでどこへ行くのか。
愛とは何か。すべてにおいて、自分なりの「哲学」を見つけてください。
もちろん、すぐに見つかるものではありません。
頭では理解できても、心の奥底、たましいで実感できるようになるには、時間がかかるのです。
それまでに何度も手痛い失敗を繰り返すでしょう。
けれど、自分なりに真理を追究していく過程で、少しずつ、傲慢さや高すぎるプライド、恥の意識など、自分を苦しめるものから抜け出せるようになっていきます。
人の人生の過程とは、暗闇の中で苦しみながら光を目指して歩いていく、その一歩一歩の積み重ねです。