◎お気に入りの映画監督の一人、マーティン・スコセッシの次回作が決まった。
 
◎ユニバーサル・ピクチャーズと最近契約した次回作は、シナトラ」。「ザ・ヴォイス」ことフランシス・アルバート・シナトラの人生を描く。一般的な伝記映画というより「コラージュ的」内容になるらしい。スクリプトは、「フィールド・オブ・ドリームス」のフィル・アルデン・ロビンソン。プロデューサーは、「クラッシュ」以降波に乗るキャシー・シュルマン女史。フィル・アンデル・ロビンソンはすでに3万ページに上る資料を集めたそうだ。
 
◎スコセッシは、「レイジング・ブル」でボクサーのジェイク・ラモッタ、「アビエイター」でハワード・ヒューズなど実存人物を主人公にした映画を撮ってきたが、今度はアメリカ芸能界史上最大スターを描く。ある意味同業者でさらに同胞イタリア系アメリカ人を描くわけだ。

スコセッシならば、4度の結婚など単なるプレーボーイ振りに終始するとは思えぬワケで、シナトラとマフィアの切っても切れない関係は既に周知の事実だが、永久の旅に出てはや11年、隠された秘史が白日の下にさらされるのか?華やかな表面と政財界の暗部に繋がった裏の実像にどう迫るのか?興味が尽きない。

◎さてシナトラ役は、レオナルド・ディカプリオやジョニーデップらが噂に上っている。ボクの推しは、ビリー・ボブ・ソーントンだが、もう歳だから若い頃のシナトラを演じるのは難しいかな?でも彼ならやれそうな気もするけど。ちなみに、このニュースは、シナトラの命日に発表された。