昨夜遅かったので、少し遅めに寝床を這いずり出すと、ちょうどピンポーンと音がする。
小包みだ。
老母から荷物が届いた。
さっそく開ければ、セーターが2枚。泣けてくる。ホント。(T_T)
先日連休を利用して帰省したとき、脇の下のセーターの穴を彼女が見つけたのだ。
母は、「止めなさい。みっともないったら!」と即座に呆れて声を上げた。
まぁ、毎度歳に不釣合いな格好をして帰るので近所の体裁が悪いという。
ボクからしたら、バカ息子、もう既にご近所公認でしょう!?と思っているのですがね・・・。
色あせたベースボールキャップ。
穴あきジーンズ。(母はジーパンという)
肩まで広がったTeeの襟元。
袖口がボロボロの革ジャン。
光を失った靴などなど、きっと許せないんでしょうね。
まぁこっちは、年季モノが好みなので、ボロボロになればなるほど、たまらないワケです。
要は、中身が肝心と、まぁこれは負け惜しみですが、どうも新しいものを身に纏うと、気恥ずかしくて。
だから面接は、大の苦手だった。
許されるなら冠婚葬祭の礼服も着たくない。
母は、洋裁が趣味で、ボクの着るものは、上下すべてが彼女の手によるもので、なんでも自分で作ってくれた。
野球のユニホームもしかり。しかも襟の周りに黒いラインを入れたクラシックで本格的なものだった。
新作のたびに、着せられたボクを見て、父やジジ様は、「まごにもいしょう」だと笑っていた。
だから長らく(高校生くらいまで)「孫にも衣裳(を)」と思っていたくらいですから。(;´▽`A``
母が着せた黄色い雨合羽にも、恥ずかしくて下を向いて登校したものだ。
だから雨の日は嫌いで、梅雨が死ぬほど嫌いだった。
なにしろ50年前の福島、農家の子供が多い町だったから、目立つでしょうに。
そもそも「黄色は女の色、そうでしょうね、おかぁちゃん!!」ってのがぁボクの主張。
「な~にをおっしゃる、お猿さん、目立って、安全で良いでしょう!!!」が母の主張。
オヤジは、ニヤニヤ。「そうだ、安全だぁ~!!!」で決まり。
まぁ、そんなわけで、いまは黄色が、大好きになりました。はい。(・・。)ゞ
さて、そのセーターだが、いつまでも子供扱いで、サイズが少々キツイ、まぁ母の強いハグだと思って着ることにしよう。
母上様、このバカ息子、ハ~イ、カゼなどひかぬよう頑張りま~す。そちらもカゼ気つけて。
感謝多謝。m(_ _ )m
はい、きょうも、お粗末様でした。