小学生のころの記憶・・・
毎日、外で友達と野球を日が沈むまで
遊び続けていたあの頃
帰れば汚れた服に汚い靴の脱ぎ方で
母からは何度もしかられっぱなし
おまけに学校から出された宿題も
いつまでもやらずにいたら
母から叱られる
ご飯を食べてお風呂に入ったら
直ぐ寝ちゃって
宿題もせずに次の日の学校で
先生に叱られて・・
そんな日々でした。
ある時、先生が「明後日は母の日です」
と言いながら、母の日についての
話しが始まる
毎日叱られてばかりの僕だったが
母のことは好きだ
だったら何かを贈ろう!
そう思い立ち先生に何を贈ればいいかを聞いたら
花を贈るのがいいと聞いたので
さっそく学校の帰りに花屋さんに立ち寄った
キレイな花ばかり
何を選べばいいのやら
すると店員さんが「母の日のプレゼント?」と
声を掛けてくれました。
僕は店員さんに相談したところ
カーネーションという花を贈るのがいいと教えてもらい
次の日、貯金箱に貯めた1000円を握り締め
花屋さんで5本買いました
明日の母の日に備え
ちょっと自分でも嬉しくなってきて
いい子に早く帰って
宿題して
母も驚くほどのいい子で過ごしました。
あくる朝、母より早く起きたぼくは
待ちきれず
朝ごはんを準備している母に
昨日買った5本のカーネーションを手渡した
「いつもありがとう」
すると母の目からは
涙が、そして僕を母はぎゅっと抱きしめた
ふと思ったプレゼントだったけど
こんなに母に喜ばれて
本当に嬉しかったです!