今年の春まで私が勤めていた職場、を、

先月いっぱいで辞めた後輩と、会ってきた。

「お疲れ様」のプレゼントを渡すため。

 

去年の初夏頃に社長と私とで面接をして、

入社を決めた子だった。

 

1年で辞められて、よかった、、と思う。

私が先に辞めてしまったのを、申し訳なく思ってた。

 

まだ解放された実感はないものの、

友達と会ったり映画を観たり洋服を買ったりして、

自分のための時間を楽しんでいるようだった。

 

なんとなく、、、

15歳年下のその彼は、これからもたくさん傷つくんだろうな、と感じた。

一緒に働いている時には、(正直引くくらい)よく泣いていた。

人なつっこさが無防備で、疑いの無さは脆さで、

でも、同時にまだ弾力があるから、無理のない明るさがある。

そういうやわらかさが、今の私にはちょっと正視しがたい。

 

傷ついたり打ちのめされたりするのは、何歳になってもツラい。

でもだんだんと、そのことに自体に衝撃を受けることは少なくなる。

 

自分はもう、彼のような傷つき方をしてないなー。。と振り返りつつ、

そうして慣れていくことのつまらなさを、倦んだりもした。