PLASTIC ZOOMS、Lillies and Remains、THE NOVEMBERSのスリーマンでした。


正直、プラズはYoutubeにあがってるMVだけ、のべんばはメルト二枚とMistopia収録曲だけ、りりーずに至っては一曲MV見た以外は名前以外知らない、って状態で、むしろ何故私はこのライブのチケットを取ったのか...感が入場後もしばらくぬぐえなかったのですが、終わってみた今としては本当に素敵なイベントすぎて、本当に行って良かった!!しかないです。とっても素晴らしかったです。

客層はやっぱり落ち着いてる方が多かったかな?
10代の人は殆どいなかったか、いても大人っぽく見える方が殆どだったのだと思います。
あとやっぱりお洒落だったり、80年代が好きそうだったりな方が多くて。
男女比は半々くらいだったのですが、男性のお客さんは中性的でお洒落なバンドやってそうなイケメンで若い方がとにかく多くて、正直お持ち帰りしたか(以下自主規制





PLASTIC ZOOMS

淡いショッキングピンクと、明るい黄色がそれぞれに溶け合う照明がとても印象的な幕開け。
メンバーが登場して、シューゲイズ的なギターの音がずっと鳴り響く空間がしばらく続いて、まだ曲始まらないのかな?とは思いつつも、不思議とこの時点で楽しくて、気持ち良くて、気分が昂揚していました。

「ソーリー」
と曲開始直前の第一声。どうやらトラブルがあってこうなったようですが、普通に演出だと思ってました。なんだか素敵で。

その後はSHOさんに釘づけ。素敵なんすよまじ。
中性的で、どちらの性のものともつかない色気を漂わせながら、ひらひらとしたステージング。
にこにこ笑ってるわけでもないのに楽しそうな感じがするのが不思議。
もっと、中央のマイクスタンドから一歩も動かないイメージがあったので、少し目を離した隙に上手にも下手にもふわふわ動いていらっしゃるのが意外でした。

照明の感じも、音楽の感じも、思っていたよりも更にクラブミュージック。
っていうか、深夜の危ないクラブでかかってたらすごく似合いそう!
色っぽくて危なくって体が勝手に横に揺れて、思わず踊りだしてしまうような。
しかもフロントマンは危ない匂いと色気を漂わせた格好良くて中性的な美人さんだもんなあ。

SHOさんが、リアルなカノンさん(楠本まきのKiSSxxxxのカノンさん)って前評判はちらほら聞いていたのですけど、腑に落ちました。確かに、って感じ。
80年代を地でいってる感じも、ふわふわとした危なっかしさと、一人くらい殺しててもおかしくない怖さを黒目の奥に潜ませてる感じも、ふとしたときの可愛らしさも、その全てが絶妙なバランスで一部の女性を常に惹きつけてやまないだろうことも。
私的には一番どはまりするタイプのバンドマンさんではないですが、ステージに立ったときの存在感だけでぐっと引き込まれたのも事実。

後半にやったKMKZがめっちゃくちゃかっこいいのなんの!!!!!
まず出だしのギターの音が本当に格好良くて、脳味噌がどろっどろに溶けて思わず倒れそうになりました(柵に寄りかかりながら見てたのが幸いでした)。
ので、倒れそうになってる人が見受けられないフロアに驚愕でしたけど...ってくらい甘ったるくて格好良くて、悪い意味でガキの私には少々アダルティな魅力が刺激的過ぎました。

また絶対見たい!今度はもっと前の方に行って踊り狂いたい♡








Lillies and Remains


あまりにも気持ち良すぎて寝ました笑。
プラズよりも更に80年代ニューウェーブって感じでタイムスリップしたかのような錯覚に。
でもプラズとは全然違う!(当たり前ですが)
リリーズは、紳士的というか、ものすごく男の人がやってることを意識させられました。
思わず寝てしまうほど気持ちいいのに、要所要所で縦ノリのざくざくとした音が入る。アクセントになりながらも、それもまた気持ち良い。
KENTOさんは、喋るとさばさばとした関西弁でいいなー笑。ちょーかっこいい関西生まれ関西育ちの親戚のにーちゃん感あるw
全体的に、黄緑や明るい青色の照明が似合う。
サングラスの向こう側が気になりますね。

あとKENTOさんがこのイベントについて、「別に俺らは80年代が偉いとかって言いたいわけじゃなくて、ただ、同じような音楽を好きな同士でやったら楽しいよねって、そういう感じで」って言ってたのも印象的でした。

とにかくどっぷり癒される...♡♡♡






THE NOVEMBERS

良すぎて意味がわからなかった。
目の前で起こってることが理解出来なくて、ただただ立ち尽くしてリアルに口半開き状態でぼーっとしていました。
一曲目は彼岸に散る青。音源の音と世界観をさらに拡張したみたいな感じ。シャウトはより鋭く、静と激のギャップはより大きく、実験映画を見ているかのような不思議な気分になりました。
自分の中の空っぽなところに、よくわからない液体をだくだくと注ぎ込まれてる感じって表現したらわかりやすいでしょうか...

その次に、激しい曲を二曲。
小林さんのシャウト...叫び声・金切声って言った方が適切かな...は、ものすごく鋭利な刃物みたいで、声にめった刺しにされるのがたまらなく気持ち良かったです。
で、その二曲が終わった瞬間に、「ありがとう!(超絶好青年風)」が放たれたのであまりのギャップに驚いて声が出そうになったのを必死でこらえました笑。
何故皆様平然としていられるのかw

そのあとに、また続けて何曲か。
やっぱり直接攻撃的でありながら空間も完全に支配する音に呆然としていました。
あと全体的にベースの音がめっちゃ胃に来ます。胃が下から持ち上げられる感じというか、殆ど空の胃からも何かが出てきそうになるくらいの音圧で、でも不思議と不快さは全くなくて、とても気持ち良かったんです。

不快じゃないっていうか、なんだろ、対峙しているのかもしれないなあなんて。目の前にあるバンドの、音と視覚表現をじっと見つめながら、見ているものはその先にあるというか、人それぞれがあの光景に何を見出すかっていうのは自分自身との対峙であるようにも思えて。
私には、すごく懐かしい感じがしました。それこそ、物心ついたときに見ていたような景色と、目の前にいるバンドの表現から見い出している何かがしっくりと一致する感じ。だから、トラウマ再起的でもあったんですが、何故だかものすごく懐かしくて愛おしい感じがして、ほろりとしてしてまいました。
小林さんの歌には、地にしっかり足のついた説得力と、圧倒的な神々しさの両方を感じました。


曲をやめて小林さんが話し出したから、あ、今ちょうど半分くらいかな?と思っていたら、「次で最後の曲なんですけど」と言われて、はぁ???????って...笑。
そのくらい、時間があっという間で、というよりは、時空が歪んでいました。



「今日も生きたね」
空間を溶かすような優しくて甘い音。
歌詞に関しては私がどーこーいうまでもなく本当に(いい曲なので)買って読んでくださいって感じではあるんですが、ひとつだけ。

 君のことばかり考えているわけじゃない
 けれど自分のことと同じくらい 君のことを考えているよ 今も

って歌う声がこれ以上にないくらいにあたたかい愛情に満ち溢れていて泣きそうになりました。
さっきまであんな鋭い刃物みたいな声を出していた人が、こんなにあたたかくて優しい歌を歌うなんて、って(´・ω・`)
人間の存在そのものに対するラブソングなのに、綺麗事ではなくて、かといって斜に構えてるだけではなくて、こんな名曲を世に産み出すってだけでこのバンドがいかにすごいかって話。
とにかく素晴らしかったです。
とりあえずまだ聴いてない人はMV見ればいいと思います。

この一曲のためだけにも来て良かったと心から思いました。









3バンド終わって最後のセッション。

プラズのSHOさん、リリーズのKENTOさん、のべんばの小林さんの3人で、Joy DivitronとThe Cureの曲を一曲ずつ。
SHOさんはベースを抱えて下手に登場してきましたが、楽器を持ってステージに立つのは初めてかもしれないらしく笑、「七五三」って言われてました。
「やべー緊張する!」っておっしゃってた姿がまじ超絶本当に可愛すぎてまじって感じでしたね...

「とにかくこういうシーンがずっと続いてほしいし、もっともっと大きくなっていってほしい」「だってみんな好きな音楽の話とか全然出来ないでしょ?」
「カラオケとか行くと自分を一生懸命抑えてるでしょ?」

「ずっとこういうシーンが続けばいいね」って話をみなさんしていらして。いろんなライブハウスにBODYって名前のバンドが出てくれればいいな、って。だからここ(フロア)にいる人達、バンド組んでよ、みたいなことを仰ってたんですけど、私は組めないので、私の視界で荒ぶってた男性諸君に期待♡

っていうか手刀でBODYってバンドやれよ(真顔)(手刀ギャ的意見)

あと、「このシーンをもっと大きくしていきたい」とも言っていて、それって単に売れたいとかじゃなくて、自分たちの音楽やルーツやそれを好きだと言う人の居場所を守りたいからなんだなあって思って、たら、思わずうるっと...

「僕達はとても特別な思いで今日という日を迎えました。だから、こんな風に立ち会ってもらえて本当に嬉しいです。またこうやって入ってきてくださいよろしくお願いします」
って小林さんの言葉を聞いて、本当に気まぐれでも足を運んで良かったと思えたし、またこのイベントが東京で行われたら行くんだろうなあとも思いました。



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3バンドとも三種三様本当に素敵なライブでした。

この3バンドともに勝手にとっつきにくい部外者お断りなイメージを持っていたことが馬鹿らしく思えるほど、3バンドとも初めて見た私にもとても優しい空気感がありました。
お酒を飲みながらのんびり見ていても、あまりの気持ち良さに眠ってしまっても、体を振り乱して踊り狂っても、ただただ棒立ちでじっと見据えることも、そこにある音楽を楽しんでさえいればどんな楽しみ方も許されるライブを、改めて素敵な空間であると感じざるをえませんでした。

迷ってましたが、本当に行って良かったです。
のべんばはまたきっと見に行きます。