その日、晴れてきたこともあり、突然シントラ観光を決めました。
結局ホテルを10時くらいに出発しました。
晴れてきて決めたので遅くなりました
列車が出るRossio駅(地下鉄とは別)は徒歩で5~10分のとことにあり
分かりやすかったです。
天気が回復したからか、切符を買う観光客の列ができていました。
と言ってもすぐに順番は回ってきました。
これが夏だったら、長蛇の列なんだろうなあ
今回買った切符は列車とシントラでのバスが乗り放題の一日券Train&Bus Ticket。
正確ではありませんが、14ユーロ/人程度だったかと思います。
Rossio駅が始発で30分間隔で運行。シントラ駅までは各駅停車しながら40分。
車窓からの景色は、東京郊外の眺めに似ているように感じました
違うのは、やけに落書きが多いこと
さて、シントラ駅に到着
シントラ観光の目玉は、
カラフルでかわいらしいお城や不思議なお城巡りと
ユーラシア大陸最西端のロカ岬を訪れること。
お城は特にペーナ宮殿、レガレイラ宮殿が有名なようです。
朝買った乗り放題チケットで全て行けるはずです。
シントラ駅前には番号の違うバスが停まっています。
ペーナ宮殿は434バス、レガレイラ宮殿は435バス、ロカ岬は403バス。
参考にした路線図はこちら↓
夫の希望で、まずは雨が降らないうちにロカ岬へ行こう!ということになりました。
列車を降りた観光客の皆さんは434バス(ペーナ宮殿行き?)に向かう人が多かったです。
私たちは403を探します。
しかし、決まったバス停があるわけではないのか、どれがバス停かよくわかりません
人に聞きながら403が来るらしいポイントを見つけ、バスが来るのを待ちました。
ここで、結構な時間のロスです
さて、やっとバスが来ました。
普通の路線バスなので、かなりバス停を停まりながらながら進みます。
観光客だけではなく、ローカルの人も乗ったり降りたり。
田舎道をくねくね進む感じです。
車酔いする方は酔い止めを飲んでおいたほうが良さそうです。
1時間近く乗っていたでしょうか。
やっとロカ岬に到着です!
灯台もあって、景色はとてもいいし、気持ちいいです!
ああ、これが大西洋かぁ
最西端ポイントもパチリ
アブダビで暖かい冬に慣れている身なので、ヨーロッパの冬がどれだけ寒いのか
持っていくジャケットはこんなもので大丈夫なのかと心配しましたが、
リスボンの12月は日本の秋程度の寒さに感じました。
さて、ロカ岬を十分満喫したところでシントラに戻ります。
(夏で快晴なら、ロカ岬は夕方のサンセットを見に来るのがおススメのようです)
またバスに乗り、シントラ駅に戻ります。
少々小腹が空いてきました。
バスの窓からローカルの方がCafeでお茶している姿が見えます。
時間があれば、バスから降りてそういうところでお茶でもしたいところですが、
なんせ、時間がありません。そのまま素通りです
やっとシントラ駅に戻りました。
駅前にもcafeはたくさんあり、サクっとスナックとエッグタルトとコーヒーで腹ごしらえ。
美味しかったです。元気が出ました
次はペーナ宮殿行きの434バスを探します。
バスは次々に来るわけでもなく、待ち時間が長いです(冬だから?)
駅前は、個人ガイドのような客引きがたくさんいましたが、
折角乗り放題チケットを持っているし、断ります。
東南アジアとは違って、客引きのしつこさはありません。
さて、やっと434バスが来ました。
やはり、ちょこちょこ停まりながら進みます。
今回は山の森林を切り開いでできたような細いくねくね道をバスが進んでいきます。
運転が難しそうです。
こちらは距離は短かったですが、さすが人気なだけに観光客でごった返しています。
バスを降りると、帰りのバス待ちの人だかり。
帰りはすぐに乗れるのかと不安になります。
ペーナ宮殿の入館チケットはすぐ買えましたが
入場制限があるようで、30分以上並んだ状態で待ちました。
並びながら見た門
少しアラビックっぽい
ペーナ宮殿は色々な文化が融合してできているらしく、ヨーロッパっぽさもあれば
このようにイスラム文化的なものも残っているらしいのです。
その辺が魅力とのこと。
中庭テラスは柱のあちこちに面白いお顔が!
王家の夏の離宮とは言え遊び心があります(笑)
感想はというと、確かに色々な文化が詰まっている面白いお城、ではありますが
景色がぁ
晴れた日はこのような姿(観光客求める画)
なのに、この日はこれ
折角の黄色や赤も霧でぼんやりしています。
ぼんやりどころか、見ようによっては恐いような。。。
しかしこの広大な敷地は歩いていると
森林と霧からのマイナスイオンがたっぷり出ているような
昔行った屋久島の空気にも似ているような
砂漠の国アブダビで忘れかけた、ひんやりした空気を肌で感じられました。
ということで、目玉となるかわいらしいカラフルなお城は楽しめず、
久しぶりの霧の小路を楽しむ観光となってしまいました。
さて、またシントラ駅にバスで戻り、今度はレガレイラ宮殿だ~!!
と思っていました。
調べたところレガレイラ宮殿はペーナ宮殿と違い19時くらいまで開館しているとあったので、レガレイラ宮殿を後回しにしていました。
しかし、ペーナ宮殿からバスに乗る時点で既に随分と暗くなってきていることに気づき
既に17時近くになっていました
そして、別のサイトでレガレイラ宮殿を調べたところ、冬は閉館17:30となっているではありませんか
残念ながらレガレイラ宮殿には行けませんでした
しかし、この天気。あきらめもつきました。
またバスでシントラ駅に戻ります。
帰り、少し駅より手前のバス停で降りて散歩してみました。
薄く夕日の明かりを感じることができました。
ペーナ宮殿は相当な高台にあるので霧でしたが、
山を下りると霧はなく、丘に建つカラフルな建物が
弱い夕陽に照らされ素敵でした。ライトもちらほら点き始めています。
モダンな建物と歴史のある建物が隣り合わせに建っているのも面白い。
シントラ、素敵な街でした
最後に
私は勉強不足のままでシントラ観光をしたので
シントラ駅に都度戻ってバスに乗りましたが、
詳しく説明されているブログを読むと
ペーナ宮殿の後に434に乗り、次のバス停でレガレイラ宮殿に行く435に乗り換えることも
できたようです。
そしてロカ岬はサンセット時間(観光の最後)に訪問して、
その後シントラ駅ではなくカスカイス駅に行って(こちらが近い)
カスカイス駅からリスボン中心地に列車で戻るのが良さそうです。
また、ホテルでシントラのツアーも申し込めるようでしたが、
私は乗り放題1日券で自分たちで行けると思っていました。
もしもホテルからバスで連れて行ってくれて、現地でも効率よく観光ができるなら
少々高くてもそちらを使った方が得策だと思いました。
実際使ってないのでどれほど効率よく回れるかはわかりませんが、
シントラ駅前でのバス待ち、バス探し、乗ってからのバスの停車の回数を考えると
かなりの時間ロスでした。
さて、中心地へ戻り、ゆっくり夕食を頂きたいと思います!