閑話休題。
過去の積み重ね量が少ない子ども達は、まだ見ぬ明日に、
不安より期待感を持っていますよね。
何が起こるかワクワクしている。
恐れは過去とともにやってきて、私たちの目を曇らせる。
空っぽの未来。新しいことを書き込める未来。
あぁ、ここでもスペースのお話に繋がった。
五大元素のお話。
以前の私は、科学の発達していない時代の人が考えだしたもの、
そんな風に五大元素を捉えていた。
全てのものが五大元素で説明出来る、なんてねぇ。
人間の細胞が土や火で出来ているわけないでしょう、って。
ヴィジョンオブヨガのクラスに出た時に、五大元素の説明を聞いて、
「物語のようだ。」と思った。
そうしたら不思議と違和感がなくなった。
それまでの私は、過去に得た知識をもとに
“五大元素”を見ていたから理解出来なかったのだろう。
知っているものの方が安心だからだ。
やっぱり、過去を連れて歩いていると、新しいものは未来に入ってこない。
スペースがないのだ。
なんだか脈絡のないお話しになってしまった…。
こんな風に、マスター・スダカーのお話を聞いていると、
いろんなお話が繋がりだす。
ですが、「ハタヨガ基礎講座」はマスター・スダカーの
お話だけで終わったワケではないのですよ。
お話とマットの上の練習が常にリンクしているのが、
マスター・スダカーの魅力です。
身体を使って、ここでもやっぱり、
「今まで得た知識、身体の使い方」にとらわれている人と、
「ヨガに対してまっさら、もしくはまっさらに近い人」
の違いを目にすることとなりました。
まっさらな人は、新しいものがすんなりと入ってくる。
恐れは、今目の前のことに取り組む気持ちにまで、
逃げ道を作ってしまうものなのですね。
「過去を手放す」ことは、ヨガにおいて、
いやぁ、ヨガだけじゃないな、
生きていく上でとても大切なことと半日かけて学びました。
大きな課題です。
時折あがる悲鳴と、笑い声とともに、練習は続き、終わった後には、みんなスッキリの笑顔。
5時間に及ぶクラスはあっという間に終わってしまいました。