1961年日本製靴株式会社は米国ブラウン社と「REGAL」に関して手を結ぶこととなり、翌年の1962年に「王者の風格のリーガル」と銘打って上野精養軒で第一回の発表会を開催しました。
しかし、1962年当時の日本での紳士靴の売れ筋商品は、つま先の尖がったいわゆるポインテッド・トウが人気で、リーガルの特徴であるラウンド・トウは一般市場では苦戦をまぬがれませんでした。

ところが翌1963年株式会社ヴァンヂャケットとの出会いにより「VAN REGAL」として衝撃的なデビューを図る事が出来たのでした。

1963年銀座のテイジンメンズショップの「トライアングルセール」に「プレーン・トウ」「ウイング・チップ」「チャッカー・ブーツ」の3種類が発売され、若者たちの心をがっちりつかんだのでした。
「VAN REGAL」の表示はまだ無く、インソールには「TEIJIN MEN'S SHOP」の旧ロゴが張り付けてありました。

1964年秋には、全国のVAN特約店に「VAN REGAL」として「プレーン・トウ」「スリッポン」「チャッカー・ブーツ」「ウイング・チップ」の4種類が発売され爆発的な人気を得るのでした。
スタート時のカタログの商品にはまだ「テイメン」のロゴが張り付けてありました。

1965年秋には「ヴァンプ」がラインナップに加わり、1966年には全商品「VAN REGAL」の表示(ブラックとブラウンではインソールの色も違うといった凝ったものでした)になり木型及びデザインも若干修正がなされ、この時の「VAN REGAL」が最高峰の商品だと思える物です。
 
1965年になると、勢いにのったアイビーブームとともに全国のVAN特約店で「VAN REGAL」は爆発的な売れ行きを示したのでした。
アパレルショップから端を発したこの人気に全国の靴専門店も本腰を入れはじめ「REGAL」の基礎が築かれていったのでした。
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そして2011年の今年は「REGAL」ブランドが日本に上陸して50周年を迎える記念の年となったのでした。
 
今年も秋の「REGAL WEEK」が開催されています。
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お馴染みのプレゼントは「3WAYバック」「ショルダーバック」
そして1983年の「REGAL WEEK」のノベルティーとして登場した「シューホーン」が
50周年記念の革タグ付きで復活しました。当然1983年同様吉田三郎商店吉田尚暉さんが製作されました。
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