大:全く、僕は何をしてるんでしょうかね…
皆さん、こんにちわ。
僕は隆擁学園3年A組の白澤大和です。
僕は今、あるホテルに居ます。
…ビジネスホテルですからね?
今日の予定は特に無く、
学校から帰って直ぐに街に出ました。
いつもなら予習とか復習とかするんですが、
何だかそんな気分でも無かったので(笑)
行き付けの店に向かおうとしたら、声を掛けられたんです。
結構タイプだったんで、一緒に来たのは良いんですが…。
彼の名前、下の名前しか聞いてないんですが、
暁人(アキト)っていうらしいんですよね。
どことなく明仁に似てる気もするんですよ。顔が…。
今、彼はシャワーをしています。
僕は悪いと思ったんですが、
彼の鞄を漁り、学生証を写メして櫻井に送りました。
学生証を戻したところで、彼がシャワーから出て来たんです。
暁:お待たせ。次、君の番だよ
大:…では、失礼します
暁:携帯、持って行くの?
大:…えぇ
服を脱いでいたら、返信があった。
どうやら櫻井の伝手で★★大学に連絡を取ってもらったらしい。
その大学に森沢暁人(モリサワ アキト)という生徒が居た。
写真も添付してあって、学生証の顔だった。
何となく、明仁に似てない?ってメールもしたのだが、
櫻井はそこには触れていない。
僕は携帯を持ってシャワー室に入った。
10分程で僕は戻った。
彼はバスローブ姿でソファに座っていた。
大:お待たせしました。では、ベッドに…
暁:待ってよ。意外とせっかちだね
大:…あ、いえ…
暁:君も飲む?
大:いえ、僕は苦手ですから
暁:まぁ、そうだよね
大:(そうだよねってどういう意味?)
それから僕と彼はベッドに沈んだのです。
最中に、彼は僕の名前を呼びました。
ハッキリと『大和』と…。
僕が彼に教えたのは本名ではなく、
“大和”から一字取って、『和(カズ)』と名乗ったんです。
普段は『大(ダイ)』と名乗る事が多いんですが、
彼は初対面でしたから…。
ですから、彼は僕の本名を知らないはずなのに、
ハッキリと『大和』と呼んだんです。
最中で頭がボーっとしていても、それは流石に分かります。
事後、僕は彼に聞きました。
大:何故、僕の名前を知ってるんですか?
暁:君が名乗ったでしょ? 和って言うって
大:その名前ではなく、『大和』の方ですよ
暁:そんな事、言ったっけ?
大:言いましたよ
暁:てか、君の名前って『大和』って言うんだ。何で和って名乗ったの?
大:…別に良いじゃないですか
暁:大した意味は無いよ。好きな人に似てて、思わず名前が出ちゃっただけ。それが偶々君と同名だっただけ
大:貴方、好きな人が居るのに僕と?
暁:俺の恋は叶わぬ恋だからね
大:そうですか
暁:じゃ、俺は少し寝るね。最近、忙しくてあまり寝てないんだ。(つ∀-)オヤスミー
大:はい。お休みなさいませ
僕は彼を置いて部屋を出ました。