2人がカップルになって初めてのハロウィンです←多分(覚えてないの(笑)
大:ハロウィンのイベントって参加したりしました?
10月31日の午後5時頃、大和の家で彼は隣に座る恋人に聞いた。
その恋人とは同じクラスの櫻井鷹史である。
鷹:何よ、唐突に
大:今年のハロウィンはどうしましょうねって話です
鷹:前はどうしてたの? 紘征とコスプレして楽しんでたの?(笑)
大:貴方の方だって同じでしょ
鷹:まぁね。前は学校から帰ったら出掛ける準備して、待ち合わせ場所に集合して、
街で遊んで、午後9時に解散して、家戻って来て、結城が来るのは次の日だから、疲れた~って寝るだけ
大:そんな時間まで誰と遊ぶんです?
鷹:普通にクラスメートだよ。梨乃とか仲居とか
大:結城君はそこに居るんですか?
鷹:いや、隼人は居ない。隼人の彼女は一緒だけど(笑)
大:彼氏を差し置いて彼女と遊ぶんですか?
鷹:恒例だしね
大:では、今回もそうするんですか?
鷹:いや、今回は遊ばないよ。結城とも会わない
大:賢明な判断です
鷹:大和の方はどうだったの?
大:僕は基本知り合いの仮装パーティーに呼ばれるか、
女性とお家で仮装デートでしたね。街中のイベントに呼ばれた事ありますけど、
それはお断りしてましたし
鷹:今回はどうするの?
大:問題はそこなんです。実はとある方から招待状を貰ってるんですが、
貴方にも参加してもらえると助かります
鷹:俺も参加して良いの?
大:招待状に『パートナーと是非ご一緒に!』って書いてるんです。
カップルor夫婦限定みたいです。まぁ、主催の方は独身なんですけど(笑)
鷹:1回だけの人?
大:違います。以前からの知り合いです。その方の対象は女性ですから。
その方と初めて会った場所も隆擁メンバー御用達の店ではなく、
他校近くの店ですし、店長の紹介で会ったんです
鷹:職業は?
大:高木伊津、32歳、高木グループの次男坊で、IT会社の社長らしいです
鷹:次男と知り合いなの? 長男じゃなくて?
大:はい。長男は高木弐夏、35歳、30の時に結婚してます。
奥様は25歳だったはずです。奥様は弐夏が高木グループの長男だって知らないです。
結婚の挨拶の時も代理を立てたって聞きました。隣町に住んでるらしいです。
今回のパーティーに弐夏は参加するみたいですけど、奥様は参加しないと思われます
鷹:参加する人達ってお金持ちばっかりなの?
大:金持ちばかりにはならないように、僕らみたいな一般の人も参加させるんです
鷹:何の仮装するの?
大:実は伊津と弐夏からリクエストがきてて…
鷹:何だって?
大:コレなんですけど…(リクエストが書いてる紙を見せる)
鷹:コレで良いじゃん。吸血鬼と黒猫
大:衣装の方は蜂谷サンという方にお借りします
鷹:じゃ、準備しますか
大:何のです?
鷹:だって俺茶髪だし、黒に染め直して、眼にカラコン入れてさ
大:準備があるのは貴方だけでしょ。僕は黒髪ですし、カラコンの必要も無いです
そして2人はパーティーに向けて準備を始めるのでした――