5月半ばの平日の深夜
いつものように近所の温泉へ身体を癒やしに行き、心身ともに癒やしていたら、いつの間にか湯船で寝てしまい、気づいたら閉店間近の深夜一時
慌てて着替えて店を出ると5月にしては少し肌寒く、風呂上がりにはちょうどいい感じです
当然、田舎の深夜なので人影もなく静寂が心地よい空間をつくってます
家まで数キロほどなんで、火照った身体を夜風に晒しながら帰路につきます
車に乗り込み、適当な音楽流しながら夜道を進んでいきます。
半ばまで進んだところで信号待ちをしていると、突然線香の香りが車内にしはじめ、足に鳥肌がたちます
"あ、なんかいる!"
と警戒したんですが、その状態のまま、なぜか切なく寂しい気持ちになってしまったんです。
"助けてあげなきゃ"みたいな意識が芽生え何故か信号のさきの神社に行かなきゃという気持ちになりました
深夜一時の真っ暗な神社、流石に普通だったら無視して帰るのですが、悪意的なものが感じられず好奇心も出てきて、車を参拝者用駐車場に停めて鳥居をくぐってしまいました
深夜の境内…なかなか怖いですね
転ばないようにスマホのライトで足元照らしながらゆっくり進み、なんとか拝殿の正面まできました。
月明かりもあるのですが、周りは木が生い茂り基本真っ暗です。着いたはいいのですが何も起きず
"ナニコレ?悪質な放置ぷれい…"
"通報されてて警察官きたらどうしよう汗"
いろんな考えが頭をよぎり少し不安になったときでした、真っ暗な林の中から生き物の気配がしはじめましたのです。気配というか視線を感じたといったほうがいいかな?
林の方は真っ暗で、なかなか行くにはハードル高かったんですが意を決して足を踏み入れました。
数メートルほど進むと少し心細くなり、一旦止まって周囲を見回しました
"夜の暗さより濃いものは多分木の幹かなぁ"、"案外地面は整備されてるな"とか思いながらすこしづつ右回りに後ろに視線を向けると3メートル位先の黒い木の幹に白い人型のものが佇んでました。
ちょうど息を吐いたあとだったんで、悲鳴もあげれず絶句したまま固まったんです
しばらくそのまま見つめ合って?いると、少し冷静になって、"?呼んだのこいつじゃない?"感が出てきました。
背丈は自分と同じくらい、全身は薄っすらと白く、うつむいたまま手を腰の前あたりで動かして、特に悪意や、見ちゃったとき独特の金縛り、鳥肌もない…
"???"となったとき
むこうが"こんばんは"と話しかけてきました
結論から言うと露出趣味の若い男性でした🌞
白かったのは全裸だったためで、手を腰辺りで動かしていたのは察してください(笑)汗
びっくりしたぁ汗
話を聞くと、まず時間帯、場所的に誰も来ない前提で趣味を楽しんでいたら、まさかの私が来たんで慌てて林に隠れたそうです。
しばらく拝殿前で動かなくなった私を見て、"もしかしたら同好の士?"と思い意を決し姿を出したのだとか(笑)
事情がわかったあと夜の神社はバチが当たるからやめときなさいと説教し、
貴重なサンブルなんでメール交換もしたあとに
解散しました
なかなか貴重な体験でした(笑)
呼んでたのは神社のなにかかもしれません
それはそれは対応に困ったんじゃないかと…