宮城県の南三陸町にきています。
母の地元で、祖母に会いにくるついでの両親への感謝旅行。
震災後のこの町へくるのは始めて。
この町。
小さい頃から夏休みに来ていた私の知る町は、なかった。
道も、建物がなければさっぱりどこだかわからない。
車の通る道のすぐ横にがれきの山。
向こうが見えない。山。
少しずつ復興は進み、宿もいくつか看板がでていたり、プレハブの商店街があったり。
がれきは一箇所に集められ、当時の絶望的な景色からしたら随分と明るくなってきているように見えた。
明るく見えたのは、そこに遮るものがないから…?
片付いた町。
なんだろう。
覚悟していた悲しみが、もやもやしたまま腑の裏にこびりついた感じ。
穏やかな海。
きれいな海。
起きたことを、忘れちゃいけない。
なかったことになんてできないんだ。
また、来るね。
力が無くて、見守ることしかできないけど、
この町が、ここに在ることを、
たくさんの悲しみの上に
必死になって立ち上がるひとたちを
ちゃんと、見守る。
必ず、また来るね。
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