「そういや最近どうなってるだろう?」

 

ふと氣になって調べたら・・・

 

ちょうど今年の3月末で閉鎖というニュースが入ってきました😢

 

https://www.mmjp.or.jp/tubaki-golf/newsfail/2017/0413-grancielo-golf.html

 

ここ、パブリックなんですが昔はかなり気に入っていて、

年会員になって競技にも参加したりもしていました。

 

コースも安っぽくない本格派でメンテナンスもしっかりしていて、

本当に良いゴルフ場だったんです⛳️

 

自宅から車で2時間近くもかかるのが難点でしたが(笑)

 

 

でも実は、氣になって調べたというのも、

 

「もしかしたら評判が悪化しているんじゃないか?」

 

「ひょっとすると経営悪化しているんじゃないだろうか?」

 

と思ったからなんですね。

 

 

なぜそう思ったのか?

 

そこには見落とせない「ある変化」があったのです。

 

 

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私がこのゴルフ場に初めて訪れたのは、とあるオープンコンペ。

 

その日はあいにくの雨☔️

 

足場の重さもあって、ゴルフが終わって帰る頃にはもうヘトヘト。

 

私はチェックアウトした後、ロビーでグッタリしていました。

 

最終組だったこともあって、残っている客は私だけ。

 

私が帰れば営業を終えて従業員の方々も帰れる、そんな状況。

 

 

そこでフロントの女性が私にかけた一言。

 

雨きついですよね。ゆっくりしていってくださいね😊」

 

さらに余っていた参加賞の、暖かい肉まんまで持ってきてくださいました。

 

 

このホスピタリティーの素晴らしさに心打たれて、

自宅から2時間近くかかるにも関わらず、足繁く通うようになったんですね。

 

実際この女性に限らず、スタッフの皆様のホスピタリティーが非常に高く、

随所に「おもてなし」の心を見ることができて、とても心地よい空間でした😊

 

 

しかし、そんなゴルフ場にも転機が訪れます。

 

経費削減のためなのでしょう、フロントの人員を削減して、

自動チェックイン機が導入されたのです。

 

他のスタッフもかなり人数が少なくなったようでした。

 

 

するとどうでしょう。

 

メンテナンスなど、ゴルフ場の素晴らしさ自体は何も変わっていないのに、

そこでの体験が急に色あせたものになってしまったのです😞

 

ただ機械でチェックインして、コースでゴルフを楽しんだら、

また機械でチェックアウトして、ゴルフバッグを担いで帰る。

 

私のこのゴルフ場に対する熱は急速に冷え、次第に足が遠のきました・・・

 

 

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そうして今回、閉鎖(経営破綻)という最悪の結末に至ったわけですが、

一体何がいけなかったのでしょう?

 

 

もちろん、経費を削減して利益を伸ばすことは、

経営を持続させるために重要な要素でしょう。

特にゴルフ場はメンテナンスにかなりのお金がかかりますので。

 

しかし、このゴルフ場のキャッシュポイントは明らかに

その「高いホスピタリティー」にありました。

(実際、このゴルフ場のプレーフィーは決して安い方ではありませんでした。)

 

 

地域最安値!とかをウリにしているゴルフ場ならともかく、

決してそうではないこのゴルフ場が、経費削減のために

最も重要な要素を削ぎ落としてしまったことが、

 

結果として顧客満足度の低下と客離れを起こしてしまったのではないかと

思わずにはいられません。

 

 

経費削減は今の世の常ですし、私自身も事務作業の効率化を通じて

経費削減にも繋がる仕事を生業にしている身ではありますが、

 

何でもかんでも削減すればいいって

もんじゃないんです。

 

そのことを改めて意識させられた、今回の経営破綻記事でした😞