結論:「バイオックス事件を引き起こす信頼できない会社にはそれなりの対応を」
目次
・バイオックスって事件って何?
・バイオックス事件は内部告発で明らかになった
・製薬会社は都合の悪いことは隠蔽してきました
・バイオックス販売会社とHPVワクチンのつながり
<バイオックスって事件って何?>
2004年のバイオックス事件のバイオックスとは、1999年に発売された鎮痛剤で高価なもの他の鎮痛剤より安全性が高いとされていました。
しかし「バイオックスは心臓発作や脳卒中になりやすい」という重大な副作用があり、販売会社のメルク社はその重大な副作用を(社内メールの履歴より)少なくとも2000年には把握していたのにも関わらず、それを公表しませんでした。
また完全な裏付けは取れていないものの、メルク社とFDAはバイオックスは販売許可前から重大な副作用を把握していたと米国議会で指摘されています。
<バイオックス事件は内部告発で明らかになった>
この件が2004年に明らかになったのは内部告発によるものです。
内部告発社はFDA安全性部門所属の医師デイビッド・グラハム氏で「バイオックスの安全性に関する否定的なデータ」の公表が何度申請しても許可されず、この申請を聞いたFDA幹部が超有名医学雑誌ランセットにEメールで「この論文を掲載しないよう」要請したと証言しています。
グラハム氏の論文である「バイオックスにより8万8千人-13万9千人が心臓発作を起こし、そのうち30-40%が死亡したと推定する論文」の発表は、事件後にFDAに許可されランセットに公開されています(論文はこちら)。
<製薬会社は都合の悪いことは隠蔽してきました>
バイオックス事件に限らず、日本で言えばノバルティスファーマ社が営業停止処分を受けています。ノ社が起こした主な問題は、1)降圧剤ディオバンの臨床試験でノ社社員が解析に関与していた利益相反問題、2)複数のディオバン臨床試験でデータが捏造されていて複数の論文が撤回された問題、3)3000件を超える副作用の未報告(隠蔽)問題です。
他にも国内ではファイザーが副作用未報告(隠蔽)で業務改善命令を受けています。
このような体質は製薬業界共通です。
<バイオックス販売会社とHPVワクチンのつながり>
さて、HPVワクチンの販売の一つMSDの「M」はバイオックス販売会社の「メルク(Merck)」の頭文字です。
メルク社は過去に「内部告発で明らかになるまで、重大な副作用を隠蔽して数万人を副作用で死なせた」という「前科」があります。
HPVワクチン問題においてMSD社の発言・声明について考えるときは彼らのしたことをしっかり念頭に置き、どこまで信用・信頼できるかをしっかり考えましょう。