ひとつの組織と戦うとしたらまず、眉墨派と黒澤派が団結する必要が勝利するための条件だし、実際に中堅の龍本は覚醒秋元に瞬殺されてるし、最高戦力の伊武、柳楽を城ヶ崎、小湊あたりにぶつけるとして善戦できるとは思えん。まず1番有り得る柳楽VS小湊の剣豪対決が実現するとして、過去に京極組の六車が小湊をあそこまで追い込んだのは二刀流の圧倒的な手数と、それを成すだけの腕力。そのパワーが小湊の隻腕一刀流に有利に働いた。惜しくも六車は負けたが、腕力という能力は小湊に対して有利に作用する。そして柳楽はどちらかといえばパワーでものを言うタイプではなく、洗礼された技術を活かしたテクニカルタイプ。合気なんかも使える(日本刀バトルで合気を使える余裕があるとは思えないが)。この場合、柳楽が小湊との鉄剣から火花を散らす打ち合いにおいて優勢に出ることができるかどうかは不明。六車は我流剣術だったが、柳楽は一応剣術を収めている様子なので、パワーが足らずともその技術で打ち合いを制する可能性も無きにしも非ず。ただ、小湊も六車同様に腕力が超人的であるという描写がある。隆々な片腕を裾からさらけ出し、「片腕ではあるが、鍛えられるどころは鍛えた。」という旨を発言していた。そのうえ小湊も飛鳥羽流という剣術を収めた一流の剣豪。その腕は作中最強の伊集院からのお墨付き。つまり、正面からの打ち合いでは小湊に天秤が傾く可能性があり、小湊の奥の手である隠し銃は、六車の鈍感では察知できなかったが、柳楽なら察知可能。もしくは2発目から対応可能と思われる。1発貰ってしまったらその時点で終わりであるし、結論を言えばそもそもタフネスは柳楽より六車の方が高いし、先の理由で打ち合いも小湊の方が強いので、隠し銃云々の前に柳楽が倒される可能性もある。あの伊集院でさえ額を掠った小湊の隠し銃。それを躱すには伊集院レベルの洞察力が求められるものの、柳楽には恐らく無い。そのくらい小湊は強かった。戌亥VS小湊があるとしても同様に小湊が勝つ。戌亥とかいうボンクラはスピードで久我に押されそうになったし、隠し銃など狡猾な発想を持つ小湊は、戌亥の卑怯を読む可能性が高いし、そもそも剣術や打ち合いも先の柳楽よりも格下なので、無論小湊に倒される。伊武VS城ヶ崎、あるいは同じくパワータイプの東雲があったらどうだろうな。同じく獅子王組の鮎川との戦闘で両者血を流し、互角と思われた伊武だが、最近の回では爆傷状態で戌亥と半田のコンビと渡り合うなどの実力も見せている。(しかし戌亥が引き出しを開けようとしたタイミングが消防車のサイレンが鳴り、戦闘が中断されたので実態は分からないが、断片的に判断すれば伊武はあのコンビと渡り合ったと言える)。この「爆傷状態」というのは過去に一条が京極組の事務所を爆破された際と同じ条件であり、この時に一条が見せたのは「修羅化」。同様に伊武も「修羅化」を発現している。つまり2人は同じ条件で同じ覚醒を得ることができ、負傷した状態でも高い能力を発揮できるということ。城ヶ崎の「無感情」は死への恐怖、痛覚など、戦闘において足を引っ張りやすい感覚をすべて排斥できるという精神的防御力の高いもの。これは長期戦になる要因といえるし、現に長期戦に持ち込まれた一条は満身創痍となり、そこで修羅を発現した。修羅化した一条でも、城ヶ崎の圧倒的な戦闘力を追い越すことはできず、ようやく追い付くことができた様子だった。最終的に直前に母親と再会したことで城ヶ崎は「無感情」という強みを失い、一条に殺害される。つまり、無感情が継続すれば修羅化した一条(伊武)を倒し切る可能性があるし、無感情を喪失すれば修羅化した一条(伊武)に倒される可能性がある。しかし京羅戦争は京極と羅威刃の戦力を比較するばかりでなく、物語性があるので、戦闘に関係なく城ヶ崎は母親と再会している。そういったストーリーなどを抜きに、獅子王組と羅威刃の戦力をシンプルに比較するだけなら、城ヶ崎が母親と再会して無感情を失うという一連も排除していいかもしれない。ただ、今一条と伊武をイコールで結合しているが、一条と伊武ではパラメータに大きな違いがあるし、扱う武器にも違いがある。一条はロングナイフ二刀流で、突出したステータスがあるわけではなく、バランス良く高いパフォーマンスを誇る王道的なスタイル。ただ、チャカを使っているシーンは一度しか見た事ないし、強敵との戦闘(須永、工藤、城ヶ崎)においても同様にチャカを使っていない。ここは伊武も同様にチャカを使用しないだろう。それからロングナイフ二刀流による圧倒的な手数だが、それは城ヶ崎を止めるに難く、城ヶ崎も同じくドスの二刀流で応戦していた。やはり痛覚の無い城ヶ崎には斬撃は効かないであろうし、意識を断ち切ることのできるはずの打撃も、仙石の鉄板キックをコメカミに喰らった際の城ヶ崎が「俺は打撃で失神したことは1度も無い」と発言しているので無効。となると、有効打はやはり、事実的なダメージ。事実的ダメージというのは、精神が傷をどう曲解しようが、痛覚をどう誤認しようが、現に身体に現れているような怪我のことを今回は指す。たとえば腕を切断される。足の腱を切られるなど。これをされれば精神や感情では痛くも痒くもないと思っていても、実際に手足を動かすことができないので、無感情や根性でどうにかなるものではない。これを一条が城ヶ崎に与えられたかと言うと、結局無理だった。首とかにナイフが月刺さればその時点で死亡だが、そもそも城ヶ崎の反応も異常なので首などの急所も外していただろうし、無感情(痛覚がないこと)で片付くレベルの怪我しか負っていないと考える。となると、伊武が鉄棒で城ヶ崎を骨折させることができるとしても、それを実現するのは難しいだろう。そもそも伊武はパワー全振りのタイプであり、スピードや手数はそれほどでもなく、隙もやや大きいだろう。それに対して城ヶ崎は柔軟な動きでドス二刀流の手数で徐々に伊武を圧倒していくだろう。ただ伊武にも対応手段はあり、それは半田戦で使用した「コンパクトな攻撃」というものがあるので、ある程度小回りが利くと想像できる。ただ、そのコンパクトな攻撃の威力では結局城ヶ崎には無力だろうし、本気で振るった鉄棒に関しては先も言った通りそもそも回避されて当たらない。結論をいえばおそらく伊武の負け。
獅子王組、準最高戦力の来栖、井上、戌亥、鮎川、こいつらは、覚醒秋元、高城、設楽、東雲と戦闘になるのが妥当。ここからはざっくりと解説するが、
覚醒秋元を前にして、いずれの4人も太刀打ちできると思えん。覚醒秋元の「スローモーション」はマジで強い。ただ、井上や来栖とかの才能溢れる感じの若手キャラは久我みたいに「開花」を得る可能性はあるけど、それもさっきの城ヶ崎の無感情喪失とおなじく物語性(補正)なので今回は考えないとする。高城の変幻自在と最強の攻守を攻略できる可能性があるのもおそらく井上や来栖あたり。高城に関しては守若だからこそ勝てたわけで、京極組の他のメンツでは勝てると思えん。そうなるとある程度先頭への多様性を持ちそうな井上や来栖はまぁワンチャンある。しかし、まだまだ伸び代が否めないので難しいかもしれない。戌亥VS設楽、鮎川VS東雲もありそうだ。これはどうなるだろうな。設楽の強みとされた「戦闘カン」が戌亥の初撃を躱して、弛緩剤の存在を察知する可能性もあるし、そうなればチャカと十八番の投げナイフの複合戦術で中距離戦に持ち込む可能性もある。まぁ戌亥も、煙幕からの奇襲など距離を詰める手段を持っているし、ここは五分五分だな。鮎川に関しては「紅鉈」を使用して火花で翻弄するっていう戦術があるけど、そもそもこいつはパワーに弱い描写あったよな。犬飼のパワーでボコられかけてたから、同じくパワーのすげえ東雲に上手く立ち回れ切れない可能性があるな。東雲もおツムが雑魚だから仙石の搦手に2度ハマり、そのあとはハメ技でボコられてたけど、鮎川もアホな脳筋だからそうはならんだろうし、お互いに弱点持ってるけど。それを東雲は一方的に突くことができるから、鮎川4:6東雲 くらいかな勝敗は。
あとは橘、龍本、半田VS真宮、神原、菊川。
橘と神原の暗器対決は有り得るかもな。ただ神原の方が素の格闘能力が高いからお互いの引き出しを開け合う前にボコられるかもしれん。守若だったからこそ倒せたわけで(守若ですら一応片腕を犠牲するような不意打ちの一手を神原は持ってるレベル)橘じゃ勝負にもならんかもな。
半田はまぁ神原に瞬殺されるだろうし、真宮と戦っても負けそうだな。なんなら菊川(軍隊経験あり・紅林と戦闘)も難しそうだな。
龍本が連戦じゃなければワンチャン3タテできるかもしれない。