こんばんは:)

昨日、伊勢半本店企業史展「愛せよコスメ!~message from KISS ME~」を観てきました。
http://www.isehanhonten.co.jp/  伊勢半本店
アスカさまのブログでとても気になっていた企画:) 紅ミュージアムに入るのは初めてで、久々の骨董通りを歩くのも楽しかったです^^ご紹介ありがとうございます。




伊勢半は189年前、江戸時代に、紅屋さんとして創業。
伝統的な玉虫色のお猪口...「小町紅」は今も販売されていて、間近で見ることができました。






西洋風のお化粧や香水の需要が高まり、コスメブランド「キスミー」が誕生したのが
大正~昭和初期。

「甘酸っぱい恋の香り」と紹介された香水、どんな香りなのか気になりました'ω`*
キスミーの「ハート型リップ」のデザインはとてもおしゃれで、繊細で、時代によらず乙女心をくすぐりそう。



お化粧と映画文化の関わりが興味深かったです。

戦後、日本で初めてのカラー映画が上映されたのが1951年。
この年を機に、それまで真っ赤が主流だった口紅は、ピンクやオレンジ・ベージュなど「ナチュラル」志向が目指されるようになります。

面白いことに、「上気したようなピンク色の頬」も、この頃から賛美されはじめたそうです。カラフルに視界を切り取る映画の登場で、メイクの概念がガラッと方向転換したのですね。

映画の中の女性たちは勿論、発色良く見えるようなお化粧を施していて、それは普段やってしまうと「やりすぎ・不自然」なお化粧なのだけれど、女性たちの映画スターへの憧れによって、寧ろ自然でない「撮影用」のメイクが目指されるようになったと解説されていました。
ナチュラルが作られること、ここから発しているのかなと思ったり。


お化粧品の広告は、セクシーでストレートな宣伝文も面白く'w`、
"顔"として起用されたミューズの方々を一覧して、日本女性の憧れや理想像を感じました。
映画スター若尾文子さんや外国のモデルさん、オードリー・ヘップバーン、マリリン・モンロー...






60年代ツィッギーが出て来たあたりで、メイクのポイントがくちびるからまつげに切り替わります。ふさふさバサバサのまつげで目元を強調するメイク'ω`











ジュリアン・ムーアで比較*'ω`*

50sアメリカを描いた『エデンより彼方に』(上)と、60sイギリスを舞台にした『シングルマン』(下)。

どちらもファッションが特徴的で、時代を表している映画です:)





初期のマスカラが水で溶く炭のような形だったのにはびっくりしました。
まつげに塗るの、難しそう><
ツィッギーが「メイクは目だけに一時間かける」と答えたインタビューを読んだことがあり、道具を見て大いに納得でした。。
今は本当に便利になったものです...mm


お肌、くちびる、ふさふさまつ毛...
と、メイクのポイントがループするのがとても面白くて。


私が10代の時は、完全に「デカ目」メイクの時代だったのだなと改めて感じました。
ミューズは安室さんや浜崎あゆみさん、土屋アンナさん。

今は北川景子さんや武井咲さん、剛力さんのように、切れ長だったり小粒で整ったパーツが人気なように感じますし、お化粧も品の良さを際だたせるナチュラル感が重視されているよう。

一方で、水原希子さんや福島リラさんのような、エキゾチックでヴィヴィッドなキャラクターが注目されていて、パッションレッドな口元も暫く続くのかなとも感じたり。

...と、色々考えてみましたが、私自身はいつも流行に疎く、似合うスタイルを実践する派です'w`
今回の展示で、自分が生まれてからのメイク史も含め客観的に見ることができたのが良かったです。


60s~80sのCMも見ることができました。
踊りまくる三人組が出て来たとき友人と思わず森三中?と言ってしまい爆笑しました'w`キャンディーズさんでした...。ちょっとコミカルで可愛い映像はインパクト大で、最近はキレイ系アピールの広告が多い気がするので、今こんなコスメCMがあったら面白いのにと思いました。




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玉虫色の小町紅。
99%が黄色の紅花の中に含まれる、1%の「紅」を抽出するという製造方法で、とても高価なものですが、
紅ミュージアムの方が、お試しで差させて下さいました*'`*

「お色は、個人差があって、...」

何のことかと思ったら、
同じ紅でも、差す人によって発色が変わるんですね。。

うっすらと水で溶いて、差してみると、


友人は明るい桜色に、
私は始めローズのような強い赤に染まったと思っていたらなんとゴールドに変化してびっくりしました。

店員さんにも珍しいと言われてしまった。。//ω//光沢のあるオレンジでした。
個々の肌の色素が影響しているのだそう。不思議です。:)


差してみて、確かに二人とも顔色が一気に血色良く華やかになったようで^^*似合う色ということなのでしょうか。新たな発見、貴重で嬉しい体験でした。










紅ミュージアムの後、スパイラルカフェに入りました:)
メニューがなんとiPadで驚きました。。各テーブルにiPad。。
ヘルシーでもちゃんとボリュームあるパスタ、美味しかったです。




デザートの、
ガジェットが途轍もなく美味しくて。。
お近くに行かれる方、是非お試しください'ω`*
流れ星




愛せよコスメ展、入場無料で3月末まで開催されています:)青山近辺に寄られた方、ぜひおすすめしたいです。

3月に限定復刻予定で、紅ミュージアムでも購入できる「シャインリップ」シリーズは、ワインレッドとピンクが完売していました。。2月末に再入荷とおっしゃっていました:)


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