暑くなってきました。
クラブによっては夏時間のないクラブの馬達が炎天下の中でもレッスンしている事でしょう。


自分で手入れする方は、馬装をほどいたら

水を飲ます前にクールダウンのために馬の首筋、股に水をかけて熱を逃してあげましょう。


馬も貴方と同じくらい、いやそれ以上に暑いし疲れています。


だからと言って長い時間冷たい水で洗わず

ぬるめのお湯でサッと汗を流してあげましょう。

汗の溜まりやすい腹帯のところや肩、耳の後ろは丁寧に洗ってあげましょう。


後に皮膚病の原因になります。


私は、水を切った後、タオルで必ず馬体を

拭きます。マッサージにもなるし汗が落とし切れてないような所も綺麗に出来るからです。


そして早く寛げる場所に帰してあげましょう。


運動して汗をかいて、疲れたら 

サッとシャワーを浴びて皆さんも寛ぎたいでしょ?

馬も同じです。


乗馬や馬術は思いやりのスポーツ!

馬がいてくれて成り立ちます。


貴方の愛馬が常に心身共に健康でいてこそ楽しい乗馬ライフが送れます。


思いやりを持って馬に接してあげましょう!




前回は、基本姿勢の必要性について書きましたが

基本をきちんと出来るようになると駈歩でつまづく事なく乗れるようになります。


ただ、乗れたらいいのか、きちんと(正しく)乗れるようになりたいのか、その違いは大きいと思います。

貴方は、どちらを選びますか?


それでは、騎乗する際の決まり事の何故を簡単に説明していきましょう。


☆騎乗の際、両方の手綱をピーンと張る理由


馬に乗るときに勝手に馬が前に歩き出さないようにするためです。いわゆる待ての状態。

怪我や事故につながらいようにするためです。

(私が乗って前に進めの合図を出すまで動かないでね) の状態です。


逆に手綱をピーンと張りすぎて馬が後ろに下がってしまった場合は、馬には ”後ろに下がりなさい” の合図になっています。いわゆる後退の合図です。


☆あぶみに足をかけたらつま先は馬の頭の方

進行方向に向けてから跨がる。


あぶみに左足をかけたら、つま先は馬の頭に向きを変えてから跨がるようにします。 

何故ならそのままの状態で跨がるとつま先が馬のお腹を蹴るからです。

それは、馬にとって “前にすすめ”の合図になるので、跨ろうとしている瞬間に歩き出し怪我に繋がるからです。

(大抵の場合、スタッフが馬の前を持っていてくれます) 


必ず、馬と人の間にはルールがあります。

このルールがあるから安心して乗る事が出来ます。


皆さんの乗馬ライフがより良いものに、そして楽しいものになりますように!


久しぶりの投稿です。

鐙の後は、拳について書こうと考えてましたが、
先に、頭でも知っておいた方がいい基本について書こうと思いました。

もう、これは基本の中の基本です。

馬に乗るのに基本姿勢というのがあります。 
色々なスポーツに基本があるように乗馬にも基本があります。

背筋を伸ばして姿勢良く乗りましょう!

こんな風に言われて、言われたままに乗ってる方が多いのではと思います。

では、何故姿勢良く乗るの? 

それは、頭の重さが背骨を通って座骨推進になるからです。

効率良く座骨推進するには、この基本姿勢は外せません。

憧れの選手やインスタラクターの姿を見て、あんな風に乗りたい!と思う姿勢がこの基本姿勢です。

馬に乗った事があれば分かりますが、馬の上はかなり揺れます。この基本姿勢をどんな時にも取り続ける事は大変です。

汚い乗り方は、すぐ誰でも出来ても正しい姿勢で乗り続けるには、背筋、腹筋を鍛える事も必要ですが、常に自分の姿勢を意識することが大切です。

いつも注意を受ける場所は大半の人が同じところを言われてます。そこを常に自分で確認しながら乗ることが大切です。

注意を受けた時だけ直す人は、その一瞬は直りますが、また同じ注意を受ける人が多いです。

意識することが大切です。何故なら自分でしか直せないからです。インストラクターは、直すためのアドバイスは出来ますが、それを直せるのは自分でしかないからです。

横から見て頭、肩、お尻、かかとが一直線上にある姿勢を目指し、意識し楽しい乗馬ライフを送りましょう。

次回は、乗る時に何故そうするのか意味を踏まえて、簡単にお伝えしたいと思います。