お久しぶりです,こもりびとです.
無事に大学の試験も終わり,春休みとなりました.
今はボランティアにアルバイトと,忙しい日々を送っています.
さて,前回の続きですが,ひきこもり中にオンラインゲームを通して異性と親しくなり,いざ会いましょうというところまできました.
ひきこもりとして生活し始めてから,1年後くらいの出来事だったでしょうか.
まずは外に出なければなりません.ひきこもりだった自分にとって,これは本気で決心しなければできないことでした.
でも,誰かを好きだと思う気持ちは,人を本気にさせるものだと思います.
私は約1年ぶりに外に出て,散髪をして,身なりを整えました.
伸び放題の髪のままで外出することは恥ずかしかったけれど,昔通っていた床屋のおじさんは,何も聞かずに私の髪を切ってくれました.
身なりを整えても,街を歩いていると,昔自分をいじめていた相手に会うんじゃないか,周りの人が自分を奇異な目で見ているんじゃないかと不安でいっぱいで,やはり動悸と汗が止まらなかったことを覚えています.
そんなこんなで当日,彼女は離れた地方に住んでいたので,私は飛行機に乗って彼女に会いに行きました.
遠距離にも程がありますよね.恋愛が成就したとして続くのかな?今思えば,現実離れしたものだったと思います.
それでも,当時の私は夢中だったし,彼女のためならなんでもできると本気で思っていました.
その気持ちは確かにひきこもりだった私を外出させ,行動させました.
でもそれは同時に,「本当になんでもできてしまう」一種の危うさを伴った,諸刃の剣のようなものだったと今では思います.
結局,彼女と初めて会い,心臓が破裂するほどドキドキしながら初めて手を繋ぎ,初めてのデートをして,また会う約束をして,私は帰りました.
約束の通り,半年後に彼女とはもう一度会いました.遠距離すぎて,その後は続かなかったけれど.
ひきこもりの最中は,エネルギーを向ける対象が存在しにくいと思います.
でも,もし何かのきっかけでスイッチが入ったら,良くも悪くもベクトルが集中して「動く」理由にはなるんじゃないかなと.
全てのエネルギーを向けようとする自分をコントロールしてくれる存在も必要なのかもしれないと,特に大人になりきれていない時期は自制も効かないので,「家族に頼る」という選択肢が残されている環境かどうかということが,ひきこもり当事者には大事なのかもしれないと思います.
長くなりましたが,今では良い思い出として,私の心に残っています.
それでは,また.
