回数こそ減ってきたものの、まだまだ震度4クラスの余震が度々襲ってくる今日この頃。
今回の地震で49名の方が亡くなり、いまだ1名の行方がわかっていない。
ただこの死者数は阪神淡路や東日本の時に比べはるかに少ない為、世の中には熊本地震はたいしたことがなかったのではと錯覚する人もいるかもしれない。
現に私自身も当初は揺れのわりには被害は少なかったのではと思ったくらいだったし。
しかしこれは地震が起きた時間や季節、そして大きな前震が先に起きていたことが関与している。
4月14日の前震でも多くの家が倒壊し、10名もの方が亡くなったが、倒壊を免れた家の方もこの前震で避難をされたこともあり、16日の本震による家屋倒壊に巻き込まれず助かった人が多かった。
某大型ショッピングモールは屋根が完全に倒壊しフロアに叩きつけられている。もし営業時間中の地震であったら、この倒壊に数百人単位で巻き込まれていただろう。
熊本城もあれだけ大きく損害を受けたが、あれも開園時間内であればどうなっていたか。
土砂崩れにより崩落した阿蘇大橋。結局、この崩落に巻き込まれた車の運転手の方がいまだに行方不明だが、日中は車と往来も多い橋である為、時間帯によっては多くの車が巻き込まれていただろう。
季節的に4月中旬で暖かくなってきた時期であり暖房器具を使っている家庭も少なく、地震の時間帯は料理などで火を使う時間でもなかったことから阪神淡路の時のような火災による二次災害も少なかった。
最新の発表では揺れの規模は阪神淡路の時の1.3倍とも言われている。約50名の方の命が奪われた中で、運が良かったとは言えないが、最悪の事態は大きく回避できていた。これが熊本地震の人的被害の少なさの要因だ。