7年前。。。 | 天晴日和

天晴日和

風来坊ダンサーの天晴れ探しの旅
渦巻きながら進め!!


7年前の夜

日中からだらだら続く微弱な陣痛に
一応の陣痛発生のジンパツを頂き

分娩室に入ったのが夜の8時頃
産科の先生に内科の先生に
小児科の先生までが
天晴くんの心音をチェックしてくださり
なーんも問題なし!
陣痛に耐えられます  との見解で

緩い陣痛の中で
晩御飯の鮭定食を余裕で完食

助産師さんにも
いきみ逃しの天才とおだてられ

こりゃゆとりある出産になるな
骨盤の状況やら
出産時の赤ちゃんの状況やら
しっかり観察しよ~♪

なんて余裕綽々で22時まで過ごし
だんだんとお腹の張りが強くなって

でもオイラの身体が
ちっとも出産の準備に入ってくれない

なにこれ?どうなんの?
全然開かない緩まない

そうこうしてる間に1度目の心音低下

慌てる回り
ひきつるオイラ

産科の先生いらっしゃる前で
2度目の心音低下

オイラの身体全く開く気配なし




天晴くんはお腹の羊水が減っていたので
陣痛での子宮の締め付けに
命が耐えられるか
先生方も未知だったのです

なので
わざわざ小児科の先生まで
呼んで確認してもらったのに

。。。小児科の先生が
悪いとは思ってませんが

先生のチェック
ずいぶんザックリでしたよね(汗)



そして天晴くんの心音が揺れ始め
もう一度心音が低下したら
緊急手術に入ります

これまでいったい
どれくらいの時間が経過したのか
全くわからない

緊張と不安と
ここまできて赤ちゃんに歩み寄れない
己の身体に悲しくなり

2度目の心音低下から
そんなに間を空けずに3度目


ナースコールをぶち壊す勢いで押して
低下しました!低下しちゃいましたーー!!
(涙)(涙)(涙)

そこからは
電光石火の勢いで
ストレッチャーに乗せられ
皆様猛然ダッシュで手術室
スリーカウントでパジャマを脱がされ
(ビックリするくらい早かった)

お母さん!背中丸めて!!
でブチュッと麻酔

その間私は
情けなくて不甲斐なくて心配で
ヒーヒー泣いてた

赤ちゃんの命を第一に考えて
速さを取る為に縦に切開します

麻酔が効いてるかの確認もなく
切られたお腹
あ!同じ病院で蹴り姫の時は全部ちゃんと流れありましたよ本当に緊急事態だったので

横向きで麻酔打って
仰向けになって直ぐに切られた感じ


ほんとーに
早かった
全てが早かった

小さい泣き声が聞こえて安堵して
横目で見たら
天晴くん口にチューブ突っ込まれて
胃の中の誤飲物を吸引されてた
掃除機突っ込まれてる!とビックリした

真っ青?紫?
で小さい赤ちゃんだった

抱く事もなく
新生児集中治療室運ばれてった

そんな子が。。。

嗚呼
世界中の神様仏様にありがとうを言いたい

チームどんぐりでお風呂入って
天晴くんと蹴り姫が
オイラの背中を小さい手で
ゴシゴシ擦ってくれる

ありがとねー
朧ーかわいーよー
ありがとねー

泣けてくる

出産時には
何にも歩み寄れなかった
ヘッポコな母親の身体
お母さんになって7年
少しは天晴くんに寄れたかしら?

大好きな天晴くん
明日は特別な日だぞー
楽しもうね!