坂田明さんからのコメント | ラテン!ラテン!ラテン!

ラテン!ラテン!ラテン!

渋谷からラテンアメリカ映画を発信!!

ミュージシャン、坂田明さんからのコメント!
チラシには、一部しか掲載できなかったので、
パンフより一歩先に、こちらで全文、ご紹介!

先日、久々に行った、新宿PIT INN。
「命がけで吹いている」坂田明さんを見て、
エネルギーいただきました。
飼っている「みじんこ」は、健在だそうです。


「低開発の記憶」は、革命後のキューバのさりげない日常を、
美しいモノクロ映像で切り取って見せる。
編集がきっぱりとしていて気持ちよい。
米ソの冷戦構造の最前線であったキューバには、今もなお、
米軍のグァンタナモ基地がしがみつくように存在しているのである。

驚いたことに、国際法の網をすり抜けた治外法権の場所である。
アメリカの闇の一部だ。
もう人々の記憶から消えかかっているが、ケネディー大統領と
フルシチョフ首相の時代は、核戦争の危機が目前に迫ってきた。

一触即発だった!

そして、まさにその時代背景に生きるハバナ市民の
ほんのアスペクトをこの映画は切り取った。
どこの場所、どこの世界でも人間は自己中心的かつ
浮遊生物(プランクトン)的に生きようとしている。
当然の事ながら社会主義であろうと資本主義であろうと、
よくも人間の低俗さは健在であることよ。

笑えば目からウロコであるが・・・・・・だ。
年配の人は心のなにに!若い人はそれなりになにして!

バモス アミーゴ!「低開発の記憶」 アハハハハ! ヤッホー !
坂田明(ミュージシャン)」