アメリカはトランプという異常な大統領を選んだ。
アメリカファーストといい、世界の警察官という立場を放棄した。
異様な高関税、移民排除など次々と露骨な対立政策を打ち出した。
かつてアメリカは自由と正義の名のもとにパックスアメリカーナといわれ、昔のパックスロマーナに比せられる存在だった。
アメリカンドリームとして憧れの存在だった。
それが徐々に内向きに、しぼんできた。経済状態の退化、貧困層、格差、人種対立等の国内問題が要因なのか?
遠因を探ると、それは、デレグレーション、グローバリズムにあると思う。
それはカーター大統領の時代から始まった。
一例を挙げると、それにより航空運賃は安くなったが、路線は次々と廃止、または縮小された。
パンアメリカンが潰れたのもそれが原因である。
グローバリズムも国益のための政策であったが、それは世界的な経済競争を招き、徐々にアメリカの体力を奪っていった。
もう一つ、世界の警察官として、朝鮮戦争、べたナム戦争、湾岸戦争、アフガニスタン戦争等により体力も消耗し、国民のマインドも変化してきた。
衣食足りて、礼節を知るという言葉がある。 自由も正義も理想も、アメリカが豊かであったからこそ成り立っていたのだ。
自由よりパンを、自分の生活が第一なのだ。
つらつら考えてみると、アメリカも本来、本質的には、自国ファーストなのだ。
ペリーの黒船以前も、以後もずっとそれは変わらない。
つまり、それは、どの国も同じだ。
アメリカが相対的に、絶対王者としての位置から後退してきた。
そして、米国民は、トランプという異常な大統領に、国益を守るという期待を託したのであろう。