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![さすらいの『がん男(マン)』・ジウージョの右脳読書!-ラース](https://stat.ameba.jp/user_images/20130728/10/vagabond6343/02/3d/j/t02200312_0353050012625190498.jpg?caw=800)
『ラースと、その彼女』
(監督)クレイグ・ギレスピー
(脚本)ナンシー・オリバー
(出演者)ライアン・ゴズリング、エミリー・モーティマー、ポール・シュナイダー、パトリシア・クラークソン、ケリ・ガーナー
■■■ラースの彼女は、もしかして……■■■
『ラースと、その彼女(予告編)』
初見の感想は「可もなく不可もなく、特に見返したいとは思わない映画」だった。
だって、ボクの大好きな映画『ドライヴ』のライアン・ゴズリングが主演している映画だというのに…、
ライアンが彼女として兄夫婦に紹介したのは、《ラブ・ドール(いわゆる高級なダッチ・ワイフ)》だなんて…。
考えが未熟なボクは、彼女が《ラブ・ドール》というだけで、この映画が不真面目な映画だと決めつけてしまっていた。
しかし、あるときカーラジオから聞こえてきた『ブルボンヌ(女装タレント)』さんという人が、この映画のことを絶賛していたのだ。
要点はたしか、こんなカンジだったと思う…
「誰かを好きなったとき、
自分はとてもその人のことを大好きなのに
周囲の人にそのことを受け入れてもらえないことってないですか?
もし、その大好きな人を親や兄弟に会わせたとき、
身近な親兄弟に気にも入ってもらえなかったら…
人の嗜好というのはホントに十人十色なので、
必ずしも他人に理解してもらえるとは限らないのです。
この映画でライアン・ゴズリングの彼女は《ラブ・ドール》ですが、このキャスティングは『人の嗜好は十人十色』ということや『世間的に受け入れにくい恋人』ということを分かりやすく理解してもらうための意図があったんじゃないでしょうか?
ブルボンヌさんの話を聞いた後、もう一度『ラースと、その彼女』のことを見てみたいと思った。
そして、再び映画を見た。
《ラブ・ドール》である恋人を、偏見に満ちた奇異なものとして見ていた初回の感想は、もうどこかに吹き飛んでしまった。
もちろん、それは『ブルボンヌ』さんの話を聞いたからに他ならない。
ラースは、兄や兄嫁、近所に住む人たち、一緒に仕事をする仲間たちにものすごく愛されていた。
いろんな登場人物たちがラースとその彼女のことを温かく守ってくれていた。
「こんなことは、実際には、あり得ない!」
「人は、こんなにも優しくなれるのか?」
いろんな思いが込み上げてきて、いろんなことを考えさせらた映画です。
「もっと人に優しくなりたい」と思いました。
『ラースと、その彼女』は、ジウージョの生涯ベスト5映画にランクインされることは間違いないことを断言します!!!
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