《右脳読書》さんてつ! | 帰ってきた『がん男(マン)』・ジウージョの右脳読書!

帰ってきた『がん男(マン)』・ジウージョの右脳読書!

2012年11月、《悪性リンパ腫》が発覚、約8か月の治療を終える。
最後の治療から丸3年の経過観察を終えた頃、再びあの病魔が…。
2016年8月、帰ってきた『がん男(マン)』の治療日記!

被災した三陸鉄道とその周辺人物たちの秘話を伝える震災ドキュメンタリー漫画!!

さん
さんてつ / 吉本浩二
(マンガなのでノーカウント)
■■■綿密な取材が裏付けるリアルな人間ドラマがここにある!■■■
糸島市図書館 蔵書なし





【ミッション】『さんてつ』の魅力をピックアップせよ!





2011年3月11日14時46分18秒、何が起こったのか。
その瞬間、彼らは何を思い、どんな行動をしたのか。



被災して一切の情報がシャットダウンしたとき、自分たちの目で路線の状況を確認に三陸鉄道の職員。



普通は何十件も家々や店があって、高架橋や堤防があって決して見えることがなかった海。
一切の建造物が倒壊し、流されてしまった状況を表現した言葉が深く胸に突き刺さる。




「その海が見えるです…。海が見えたんですよ…」



そして彼らは胸に誓った。



「とにかく列車を走らせよう!!」
「一刻も早く走らせるぞ!!」




鉄道を復旧させることは簡単なことではない。
一番のネックは莫大な費用を必要とするということ。



しかし、彼らは諦めない。
ひとつひとつの困難を力を合せて乗り越えていく。




彼らの原動力は、沿線の人々の『笑顔』と『ありがとう』。



「なぜ人は働くのか?」
その原点について考えさせられた作品だった。



そして、この漫画の著者印税の一部は三陸鉄道に寄贈される仕組みになっている。
漫画を買って読むだけで復興支援になるという粋な計らいがうれしい。








































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