ヴァシュランのブログ

ヴァシュランのブログ

美味しい食事と絵を好む 者のブログです(^.^)

おはようございます✨


最近の小雨続き、所謂花冷えだったの?という具合で、いきなり夏日が展開中です。

今日は全国的に6月並!

着るもの履くものに頓挫してしまいます。

(朝4:45ジャストに家を出るので迷ってるヒマは無いのです…)


さて、快晴のお休みです。

何度かぼやいていますが、天気の冴えない休日というのが(予定を入れていない場合)大歓迎でして、

そもそも休み前日に原因があります。


流れとしては普段通り空腹で帰宅➡仕事用品の片づけやら夕飯作り➡入浴➡晩酌ディナー✨

この、夕飯作りがネック。

後でやろう的なこと&作りたかった料理にトライしたりと、休み前日テンション⤴で色々手を出してしまい…


夕飯21時(笑)酷い時は22時を回っていて我ながら吹きます🤣

そんなわけで昨日も色々やらかしてしまったわけです。


こないだの連休が小雨続きだったため遠出は控え、買い物で駅チカ・駅ナカ・近場に出来たMEGAドンキ等を回っていたら、雨の恩恵とも言うべきお値下げブースがエリア拡大してまして。

見てしまったのでした、筍を(笑)


値段にしろ調理の手間にしろ、大根やほうれん草とは違って常に一瞬考える(怯む)、しかし年に一度は絶対食べたい筍…

すくい豆腐並にぷわーんとしていた私の脳味噌に硬質な意志が芽生えた様はまさに硬い生筍が生えた状態…

数時間ぶりの義務感で選んで精算して帰るまでの速さは凄かった!🤣



特に目的もなく外出するよりも気持ちの充足感が段違いというか、春らしいことが出来るのが嬉しいったら⤴

人によってはサッと外出して、旬の味覚を求めて“筍づくし御膳”みたいな麗しいやつを楽しむのも大変ステキな戦法です(戦法?)。

が、割と長ーく料理している上に苦でないばかりかストレス発散である身には、調理中の食材の変化を眺めたり仕上げた達成感を抜きに『いきなり食べる段階に到達』っていうのが不慣れでありまして。


何よりも、長く生活を共にしていた家人も手間のかかるものを丹念に料理して食べさせてくれていたので、

筍などは生を購入して自宅で茹でる一択なのですね。

(更に親戚などは、筍は買うモンでなく採取するモンらしい…イイナ~✨)


そんなわけで茹でるにトライ!

予定通りで鍋に入らない。

ので、邪道と家人に叱咤されそうですが、皮をけっこう剥いて、更に切って投入。

まだ入らん🤣

決して鍋が小さいわけではなく、だって2本抱き合わせでしか売ってなかったんだもん。

収まりきらない先ッチョをエイエイ詰めていたらフト記憶が甦ります。

白洲正子氏のご息女の著書に、なにやら“焼き筍”などというえらく粋な品が紹介されていた様な、いない様な…(基本すくい豆腐脳)…

私は料理本を読むとレシピより作者コメントの方を記憶&重視する質なのか、桂子氏のこの著書の『正確な分量がまったく記載なし』な仕様などは大変好みです。

確か皮付きのまま丸焼き。

確かに中が蒸されてジューシーに仕上がりそう!

ちょっと焦げても逆に美味しそうだし、何よりも筍だけの水分で作るから味が濃そうでそそられる。


こういう料理でよく言われるのは『掘りたてのアクの少ない物を使いましょう』という、ささやかかつグサッとくる隅っこの注意書き。

値下げ筍はアクが強くなってる心配をよそに、作業中に指が黒ずむこともなく、はて?

ははあ、雨に怯えて、さほど時間の経っていない筍なのに、とにかくとにかく、早く売りたい一心だった様ですね!

(それ考えたらアクの強さのお陰なのかも🤣)

まさに雨後の筍(用法違)



おお雨の恩恵…


慈雨、ハーベストレイン(また違)



焼くのは初なので、集中力がそっちに行ってしまいました。

穂先の、あの芸術的な巻き加減、見るのも好きですねぇ…

野菜などでやたらに巻くものが多いベトナム料理とか、パイとかに弱い『層フェチ』な自分。

筍なんて思うつぼですわ…

筍の皮の隙間から蒸気が漏れるのでホイルで包みまして、ホイルを開けた時の香りもたまらない!

2本分あるので、初日は塩を振っただけの物、明日は明日葉で作った味噌を塗って炙った田楽、最後は味噌マヨと木の芽味噌にしよう……



いや、考えただけで左手が止まる気がしませんが、焼いた当日に食べた塩のみの焼き筍…


香り、食感、ほのかな甘み、微かなえぐみ…ううう…


市販の茹で筍を買う理由がなくなるほどに、嗚呼たまらない!!!!✨✨✨✨

心配したアクは杞憂に終わりました。

明らかに『ここ食べるとこじゃない』外皮も歯でしごいて、とことん頂きました…


筍とアーティチョークが似ている説、なるほど。

季節の物で、出回り始めるとソワソワして、食べる部分がパッと見に見当つかなくて、栄養云々を考える物ではなく、不可食部=廃棄量がなかなかという共通点(笑)


食後に残骸が残る食べ物って何故か好きで、葡萄、貝、海老、蟹、骨付きチキン等、殻のためのお皿や専用カトラリーを設える段階でウキウキし、口に入るまでの手間がむしろ好きで、一口一口がはかどらないのが逆にイイという謎の心理があります。

晩酌するせいもありますね🤣

箸で片手で口に運べない造りの物が多いし、両手で食べて手を拭き、グラスに持ち替え…と、なかなか量がはかどらない。

殻込みだから体積だけはやたら豊富でテンションも上がり、目で吸収する要素もあります。

蟹や海老の前衛的な姿を解体する時の『こうなっているんかい!』な発見も楽しい。

筍のグルグルも『いや~見事だね~ただの遺伝だけどイイ仕事』とか惚れ惚れしてしまいます。

でもって、左手が止まりませぬょ…🍶


(焼き筍田楽、画像アップする予定が容量オーバーにて未遂の模様🤣)



焼き筍だけで3日間、最高の肴頂けたわけですが、冷蔵庫には茹でた本体が2本分あるんですね(爆)

冷蔵庫ぱんぱんですね🤣

なのに昨日は独活を買ってしまったダメな自分。

季節の物は特別よね、の言い訳で、冷蔵庫に無理をさせております。

独活はきんぴらと、味噌に!

またもや想像だけで唾が出てしまいそうです。


出不精で晩酌していますが、肴が春の野菜なのでカロリー的には大丈夫かと!

『デブ性』は回避して美味しく頂く予定です🤣