夫に馬鹿っぽくて面白いから書きなよと言われたので書きますね
これは私が28歳の時の話です。
23時頃寝室でテレビを観ていたところ床をウォーキングしているGと目が合ったんですね。
私は
「ギャー」
と大声をあげ寝室を出て全力でドアを閉めました
慌てて友人のAちゃんに電話!
「Gが出た!助けてくれ!」
Aちゃんは
「もう夜だし無理だよ。ドンキならまだやってるからバルサンとか買いなよ」
と言い電話を切られました。
昔は2時に蜘蛛が出たって言っても退治してくれたAちゃんも結婚したら助けてくれなくなった…
女の友情なんて紙よりペラいと思いました
Aちゃんの助言通りバルサンを焚くことにした私。
寝室でバルサンを焚き脱出しようとしたら火災報知器が鳴った!
慌てすぎていてカバーを忘れた
火災報知機の紐を引っ張って止めました。
その後も数分おきに鳴る火災報知器を止めるためにお風呂で待機→火災報知器が鳴ったら止めに行くのを繰り返す私。
バルサンを焚いてから20分くらいたった頃、火災報知器を止めに寝室に行った私は寝室を出てきたときに弱りきったGも一緒に寝室から出てきた!
「ギャー」
私は無我夢中でゴキジェットを振り回す私!
結果、Gは天に召されましたアーメン
その後生き返らないように袋にいれてゴミ箱に入れないといけないのですがGが触れない!
ポリ袋+大量のティッシュでGを掴みましたがティッシュが大量すぎて掴んだか分からない…
掴めているか確認したらGのお腹が見えてしまい
「ギャー」
せっかく掴んだGを落としてしまった…
そこから私泣きました。
辛くて泣いているのかバルサンが目に染みて痛くて泣いているのか分からないけど大号泣しました
なんとかGをゴミ箱に捨てた私。
20分でGが天に召されたので残り1時間も40分はただ火災報知機の警報音を消すために在宅しなければならない…
そこで私はバルサンが人体に有害なのか気になりました。
もうすでに目と喉が痛くて涙と鼻水が止まらなかった
そこで私は知り合いの救急外来の医師に連絡して聞いてみました。
医師は
「君は今ゴキブリか人間か試されている」
と言って電話を切りました。
電話したの2時とかだったから絶対に寝てた
そうか!私は今試されているんだ!
疲れて謎の使命感を発揮していた私は残りの時間火災報知器の警報音を止めながら耐えました。
そして生き延びて今ここにいます。
次の日医師に
「私人間でした!」
と連絡したら医師からネットのスクショが送られてきました。
こんな感じ
人体に影響がなくてよかった
人間であることを証明できた素晴らしい日ではありましたが同時に独り暮らしの辛さを経験した日でもありました。
私は婚活の意味が分からなくなる度に
虫を1人で退治できるのか?
虫のお腹を見れるのか?(蝉ですら無理)
退治した虫を処分できるのか?
考え再度やる気を出していました。
虫が嫌いな人は婚活が辛くなったときにこの話を思い出してみて下さい
紙よりペラい友情が発覚したAちゃんですが結婚のお祝いはしてくれましたよ
あの時はぶちギレてごめんね