祖父の事です。
先日、私が自室で仕事の処理をしていたところ、リビングでガサガサと音が鳴りました。
(え、いったい…?)
まず私が思ったのは、虫でした。以前、キッチンから入り込んだ虫が瓶などを倒していたことがあるのです。
しかし、それともちょっと違う。
思い当りも無くリビングに顔を出せばそこにいたのは、
祖父。
「何してるの?」
冷蔵庫に張り付けてあるメモをガサガサと弄る祖父に尋ねました。
若干以上、険があったでしょう。
聞いてみれば、祖父は広告を探してるとのことです。
先日、このリビングに来た際に冷蔵庫に自分のところの広告があったのを見た、というのです。
“先日”…。
何の広告かと聞けば、指で四角を作っています。
いえ、大きさや形ではなく、「何の品」「どこからの」広告なのか。
祖父は広告の内容を覚えていないそうです。
ただ、漠然と「自分のところの広告」が「私のところの冷蔵庫」にあったことを「思い出した」というのです。
これは、ボケなのか?
結局。
この広告は祖父が自分のところで発見したようです。
良かったけれど、でも…。