21日、二枚目俳優として多くの映画やドラマで活躍した竹脇無我さんが


小脳出血のため死去した。67歳だった。


 竹脇さんは21日未明、都内の自宅から意識不明の状態で


病院に救急搬送され、集中治療室で懸命な治療が続けられたが、


21日午後2時5分に亡くなった。


 竹脇さんは1960年、高校在学中の16歳で俳優デビュー、


ドラマ「姿三四郎」「大岡越前」などに出演し、一躍脚光を浴びた。


40歳代半ばを過ぎた頃にうつ病にかかったが、その後、現場復帰を果たし、


来年1月には舞台に出演する予定だったという。


 竹脇さんと親交のあった俳優仲間たちは、悲しい胸の内を語った。


 津川雅彦さん(71)「うつ病で相当悩んでいたんでね。


なかなか自分で克服できなくて、ここ何十年か苦しんでいたんでね。


解放されて良かったなというのが先輩としてはありますね」


 「大岡越前」で共演した加藤剛さん(73)は「本当の親友より親しい親友同士でした。


まさに『黙』の中に私は今、じっとして友の突然の死を受け止めかねているのです」と


コメントを残している。


 竹脇さんの葬儀は22日午後、都内の教会で密葬で営まれたという。