土用の丑(うし)の日(21日)を間近に控え、ウナギの価格が高騰しているという。


稚魚のシラスウナギが2年連続で不漁となったことが主な原因だという。


鳥取県内のスーパーや料理店は対応に苦慮していて、値上げに踏み切る店も相次いでいるようだ。


 仕入れ値がじわじわと上がり、約1・5倍まで跳ね上がった。


6月にはうな丼などの価格を50~100円値上げ。「もうこれ以上は上げれない」と嘆く。


 「相場には勝てない」とイオン日吉津ショッピングセンター。販売価格を前年より約3割高くした。


 水産庁の調査では、昨年12月~ことし4月のシラスウナギの推定漁獲量が


7・5トンにとどまり、不漁だった前年同期(9・2トン)より18・5%減、


その前年同期(24・7トン)と比べると69・6%も減った。


2年連続の不漁は初めてという。


 日本養鰻(ようまん)漁業協同組合連合会(静岡市)によると


、昨年は1キロ2450~2650円だった生産者販売価格が、


今年は3200~3300円となり、全体では2~3割ほど高騰している。