18日未明、なでしこジャパンのMF川澄奈穂美(25)とFW大野忍(27)の


出身地である神奈川・大和市生涯学習ホールセンターでは女子W杯決勝


「日本-米国」のパブリックビューイング(縦4メートル×横5メートル)が開催された。


川澄の両親など市民約550人と報道陣約50人が集まったという。


 延長戦を2-2で終え、PK戦に突入すると、市民が心を1つにするために静かに肩を組んだ。


「ニッポン!! ニッポン!!」。何度もかれる声で連呼し、泣きだす市民もいた。


市民の気持ちは届いた。


初優勝が決まると「ギャー、信じられね」「すごすぎる」などと歓声が飛び交い、抱き合ったという。


 川澄の父守弘さん(56)は「大和魂を見せてもらいました。


世界一の自慢の娘です」と目を赤くした。


元日本代表GKで大和市職員の小野寺志保さん(37)は「信じられない。まさに奇跡です。


女子サッカー界の歴史をつくってくれました」と後輩たちを褒めたたえた。


 試合後も同所駐車場では大和市民の「ニッポン!!」コールが鳴りやまず、


しばし世界一に酔いしれていた。