15日、サントリーホールディングスはインドネシアの食品大手、


ガルーダフードグループ(ジャカルタ)から清涼飲料事業を買収し、


同国への進出を決めた。


ガルーダの販売ルートを活用し、サントリーの自社ブランド飲料を展開。


売上高を2021年までに現在の5倍にあたる600億円規模への引き上げを見込んでいる。


 サントリーは年内にも51%を出資し、ガルーダとの合弁会社を設立し、


ガルーダの子会社を含む飲料事業を傘下に収める予定。


同時にガルーダの物流・販売子会社の株式も34%取得し、


世界でも島数が多い同国での製造から販売まで押さえるとしている。


出資額は計100億円程度とみられている。


 インドネシアの清涼飲料市場は年10%程度と高成長が続いていて、


サントリーはまずゼリー飲料や茶飲料といったガルーダの


既存事業の拡大に力を入れようとしている。


来年以降は茶飲料や機能性飲料などの分野で、


サントリーの商品を現地で販売するほか、共同で商品開発も行うとしている。